待望の第2弾
新任職員にインタビューです
前回のインタビュー記事の
反響がとても良かったので
やっぱり施設の様子も気になりますけど
どんな人が働いているのかって
気になりますよね
今回はこちら(写真:左)の職員に
インタビューしてみました
ゆきわり荘に入ったきっかけ
私は高校卒業後、短期大学を経て、4年制大学に編入し、今の職場に就職しました。正直、意識が高い学生ではありませんでした。進路を決める際も「~という目標があって」、「~をしたくて」という明確なものはなく、「なんとなく」、「言われたから」というきっかけがほとんどです。しかし、福祉の分野を学ぶこと、ゆきわり荘で働くことを決めたのは自分の意思でした。なぜ専攻が福祉の分野なのか、なぜゆきわり荘に就職したのかという話になるとながーくなるので、ゆきわり荘に入ったきっかけを端折って端折って簡単に話します。
4年間の学生生活で、実習、ボランティア等、障がいのある人と関わる機会が多くありました。机上の学習では「障がい=マイノリティ」という印象を持ちましたが、実際の現場を見ると、障がいのある人は多く、すごく身近にいることがわかりました。そして、それぞれの障がいの特徴や傾向、同じ障がいであっても一人ひとり異なる性質があるということを学び、障がいのある人との関わりの難しさと楽しさを知りました。話し言葉、文字、絵、ジェスチャー、その人が好きなものを使う等、伝え方を試行錯誤してコミュニケーションが取れた時、思わずじわ~(T_T)っと来ました。障がい者支援施設に就職したのは何が決め手かと言われた時、この経験が大きく占めると思います。
「他の施設は考えなかったの?」という疑問があるかもしれません。私はまず、「地元の会津」「実家から通える」「生活していけるお給料がもらえる」で絞りました。そして、「社会に適応できるように教育・指導をする」よりも、「その人の力でできることを見守り、できないことを助ける」支援の方が自分のやりたいことかもしれない…と思い、「子どもでなく大人の施設」と絞り、ボランティアで何度か訪れたことがある「ゆきわり荘」に決めました。最初の絞り込みからゆきわり荘にたどり着くまではすごく早かったです。決断まではだらだらと時間がかかるタイプですが、決断してからは「もうこれ!すぐ行動!」というタイプなので、就活は「ゆきわり荘」一択でした。
働いてみて
この仕事は正直楽な仕事ではないと思います。私はだらだらとした大学生活を送っていたので、就職して1週間は全身筋肉痛でした(笑)そして、最初の1か月は毎日12時間寝ていました。仕事中、とにかく歩きます。汗っかきの私は、掃除や入浴介助で汗をかきます。大学生時代の食っちゃ寝生活で10キロ増えた体重が、おかげさまでほぼ元に戻りました!「勤務が不規則で生活リズムが崩れそう…」というイメージでしたが、しっかり動いて、ぐっすり寝て、私は今の方が健康かもしれません(笑)
休みの日は特に今までと変わりなく、だらだらごろごろしたり、友達と遊びに行ったりしています。平日休みが多いですが、平日はどこも空いているし、連勤も少ないのでちょっとお得感!と私は思っています。
「自分にこの仕事は向いていないのではないか」と思う事もあります。利用者さんとの関わりで、間違いはないけれど、正解もないので悩みます。でも、元気をくれるのも利用者さんです!どんなに大変でも、利用者さんのちょっとした言動に元気をもらったり、感動したり、幸せな気持ちになったりします。
この仕事にマイナスなイメージを持つ人も多いと思います。でもやってみないと、関わってみないと、わからないことがたくさんあると思います。最初にお話ししたように、社会では意外と多くの障がいのある方が生活しています。ゆきわり荘で生活している方が特別ではありません。一歩歩み寄れば、思っていた世界と違うものが見えると思います。