ゆきわりぶろぐ

社会福祉法人 鶴翔会のブログです

支援スタッフ委員会

2016年05月29日 | 日々
先日、福島県の知的障害分野で働くスタッフの集まりに行ってきました

年度ごとに集うスタッフが変わりながらも
アグレッシブな活動を続けています
福島県と言っても広いので
県北、郡山、県中、県南、いわき相双、会津
に分かれての活動になります
昨年からは「東北フォーラム」と題して
県の枠を超えて“私たちの仕事の魅力”を
発信しました
福祉の仕事のイメージを聞かれて
人手不足、金銭面など
マイナスのイメージを抱く方も多いのも事実
でも果たしてマイナス面ばかり
今仕事を続けている私たちは何で仕事を続けている
何かプラスの理由があるはず
その概念のもと
福島県のスタッフの思いをスケッチブックにつづり
フォトムービーにしつつ
昨年の東北フォーラムでご披露したそうです
その時のDVDを改めて見せて頂きました
【東北フォーラムフォトムービー】(福島県知的障害者福祉協会→私たちの仕事→仕事の魅力)にリンク
日々時間に追われながら過ぎていっている気がしていましたが
振り返ると「そうだったなぁ」と思い返すことができました
ので
早速パクリ…じゃなくて、真似してみます




ゆきわりぶろぐ班の支援員で
この仕事をやって
楽しかったこと、魅力に感じることを書いてみました
なんか原点に返れた気分
たまにはこういうことをやるのもいいもんです
そして、お願いしてすぐにペンを走らせてくれるブログ班たち
嬉しい限りです
今年は宮城県で東北フォーラムが行われるそうです
どんな取り組みになるか楽しみです

いつも一緒。

2016年05月21日 | 日々
ゆきわり荘の職員も
送迎の同乗などもあり
ゆきわり荘あみーち」に立ち寄ることがあります
時々訪問する分
活動内容、利用者さんの様子、
その都度色々な刺激を受けてきます
その日は
ある利用者さんが活動をしている傍らに
犬の写真が1枚あるのを発見

あみーちの職員に聞くと
利用者さんのご自宅で飼っていた愛犬を
家庭の事情により手放すことになってしまい
今は離れ離れになってしまっているとのこと
時折悲しそうにしている利用者さんに色々と関わっていくうち
愛犬の写真を傍らに貼ったところ
「ジョン
と笑顔になることが増えたようでした

なんとも温まるお話
自分も日々の業務の中で
もっと色々と試行錯誤していこうと
初心に返った日でありました

スポーツはいいですね!

2016年05月19日 | イベント
5月15日、ゆきわり荘から4名の利用者さんが
福島市のあづま総合運動公園に
行ってきました
目的はというと…

福島県障がい者総合体育大会に
出場するためです

陸上競技に水泳競技、フライングディスク、
アーチェリーに車椅子バスケなどなど
様々な競技が行われる大会です
毎年参加者は1800名近くにのぼるとのこと

私も学生時代、ボランティアとして
参加したことが一度ありました
こういう大きな催し物って色々な方との
出会いがあって刺激になるんですよね
興味のある方はぜひ
一度足を運ぶことをおすすめします

さて、今回ゆきわり荘の利用者さん4名は
陸上競技のなかの50m走に出場しました

大会前の利用者さん
「50メートルってこっからどこまで
 あのドアくらいまでもっと
「走っから見ててほらどう
とやる気に満ち溢れていました
「メダル取ってくっから待ってて
となんとも頼もしい言葉も

大会前日はというと
「緊張してきた…
「明日大会だからもう寝る
と早々就寝

万全の態勢で、翌朝早くから
ゆきわり荘を出発しました
天候に恵まれてよかったですホッ

怪我なく楽しく大会を終え、満面の笑みで
メダルを下げて帰ってきました

感想を聞くと
「すごい速い人いたよーびっくりしたー
「また行きてえな
「これメダル。もらった。ギンギラギン
「帰りセブンでおやつ買って食べた
とそれぞれ満足のいく一日だったようです

何かに興味をもってそれに没頭して
純粋に一生懸命取り組む…
利用者さんの生き生きした表情を見ると
この仕事のやりがいを感じます

今回のスポーツ大会もそうですが
利用者さんの人生にもっと
楽しみを増やしたいなぁと
漠然とですが思いました
楽しみなことがそのまま
生きがいになることもありますもんね

楽しみというと、趣味とかですかね…
でもそういえば私自身があまり
これといって趣味がない人間でした
趣味ってどうやって見つけるんですかね
難しいですね
何かいい趣味ないかな~

新鶴駅花いっぱい運動

2016年05月08日 | イベント
平成28年5月8日(日)
新鶴駅で行われた「花いっぱい運動」に
昨年に引き続き参加させて頂きました
新鶴公民館様主催で執り行われ
にいつるヤングボランティア様、新鶴商工会女性部様、会津坂下駅様と
多数のボランティアが集まりました
新鶴駅の花壇内外の除草、花植え、水やりと
団体の垣根を越えて
声を掛けあい、手際よく
気持ちのこもった活動がなされていました

取り組みを拝見させて頂き
今回のみならず
日々精力的な活動をなさっているのが伝わってきました
私たちも2回目の参加ということで、
参加者の皆さんにも温かく受け入れて頂き
利用者さんも楽しみながら汗を流していました


そして今回は施設長も一緒に活動したのですが
自ら先陣を切り作業に参加し
汗だくになって鍬を持つ
施設長のボランティア精神にも感服しました
思わず何枚も写真を撮ってしまいました


あるヤングボランティアさんからは
「手伝ってくれると助かります最高っす
と声を掛けてもらい
なんとも暖かい気持ちになりました
是非来年も参加させて頂ければと思っています
よろしくお願いします

今年も役職員合同研修会を実施します

2016年05月06日 | イベント
28年度もふた月目に入り
各係で、事業計画に沿った事業展開が進み始めました
人権擁護係もその一つ
毎年度実施している、当法人の役員職員合同の研修会にて
昨年度に引き続き“人権”をテーマに研修会が開かれることになっています
役員とは、法人の理事、評議員、監事、第三者委員の方で
役員、職員とともに同じ講演を聞くことで
同じ視点を持って法人事業に取り組んでいけるという利点があります
今年度も昨年同様10月に実施予定です
昨年の研修会の記事がなかったのは
講演して下さった
会津大学短期大学部 社会福祉学科教授 市川和彦様に
ブログ掲載についての許可を頂きそこなってしまい
先日お会い出来た際に確認させて頂いたため
掲載が遅くなったというわけです
市川先生には
「はい、どんどん使って下さい」と快く承諾して頂きましたので
ちょっとその時のことを書かせて下さい

講演の際は
「なぜ支援者が虐待に走るのか~その心理過程~」
「援助者の怒りのセルフコントロール」をテーマにお話し頂きました
利用者さんの人権について考えながら日々の業務にあたっておりますが、
利用者さんと向き合う中で、支援員は色々な葛藤を抱えています
親しみが過ぎた呼び方、話し方は相応しくない
「~さん」「~~しますか?」
もちろん原則は理解しています
しかし、ともすればロボットのような心ない支援とはならないか。。
温かみのある呼び方、声掛けでもいいのでは。。
どこからが人権侵害になり、不適切になってしまうのか
利用者さんに対して最も相応しい支援の形とはどういったものなのか
市川先生には人権侵害の種類や傾向を、時には事例も取り入れながらお話し頂きました
支援者が自分でメンタルコントロールする方法も提案して下さったり
タッピングなど、利用者さんを穏やかな気持ちにさせてあげられる関わり方もお話しありました
そして大切なのが、日々の支援場面の中で生じる疑問点を
事例検討会として、「どのような支援、関わりが相応しいか」話し合える場を持つべきとのことでした
食事、排泄、入浴、外出、、支援場面も多岐にわたる中、
1つ1つの場面で、振り返るべきことは何か。。
各役職員が思い浮かべ、各会議でディスカッションを重ねたことが、
今年度の事業計画や支援場面に活かされています
施設入所という限られた資源の中で、
どう利用者さんの人権を尊重し、守っていくか。。
考え方を整理していく取り組みが大切と感じさせられた研修との声が多く聞かれ、
充実した研修会になりました
遅ればせながら、改めて市川先生にお礼を言わせて下さい
ありがとうございました

さて、ゆきわり荘も開所してから四半世紀を超え
建物の改築、建て替えを検討しなければいけない時期に差し掛かります。。
利用者さんにとって最善の環境とはどのようなものかを模索しなければなりません
10月の研修会では、先人をお招きし、講話から多くのことを皆で学べるように準備しています
講演会後に、またご報告させて下さい