おねがい☆ティーチャー みずほ先生のはちみつ授業 ドラマアルバム
第17話 みずほ先生のホームルーム
キャスト
草薙桂(くさなぎ けい)♂:
間雲漂介(まぐも ひょうすけ)♂:
四道跨(しどう またぐ)♂:
縁川小石(へりかわ こいし)♀:
水澄楓(みすみ かえで)♀:
森野苺(もりの いちご)♀:
風見みずほ(かざみ みずほ)♀:
【本編】
《チャイムの音》
教室が騒がしい(桂・漂介・跨・小石・楓は苺とみずほ先生のセリフに影響が出ない程度に
雑談などで騒がしく会話しておく)
苺 「皆さん、これからホームルームを始めます。始めますったら始めます」
みずほ「みんな、静かにして~! 委員長の森野さんが困ってるじゃない! みんな、静かに~!」
苺 「みんな、静かにしないとすごいことをするわよ」
教室が一瞬でシーンとなる(雑談をやめる)
苺 「いい子ね。うふふ」
みずほ「も、森野さん。一つ質問していい?」
苺 「なんですか? 先生」
みずほ「すごいことってなに?」
苺 「すごいことはすごいことです。それ以上でもそれ以下でもありません」
みずほ「そ、そう」
苺 「ホームルーム、始めていいですか?」
みずほ「え、ええ」
苺 「皆さん、今日のホームルームの議題は間雲漂介君から提案があるそうなので、
それを取り上げたいと思います。間雲君、どうぞ」
漂介 「は~い! 間雲漂介提案しま~す! それは、制服の自由化で~す!」
苺 「却下ね」
漂介 「なんだよ森野! 早すぎっだろ~!?」
苺 「いちクラスのホームルームで論じる問題じゃないわ」
楓 「確かに・・・」
桂 「でも、制服を自由化するかどうか、みんなの意見をまとめておいてもいいんじゃないかな?」
漂介 「いいこと言った、桂!」
みずほ「そうね、生徒総会で議題にしてくれるかもしれないし」
漂介 「先生、ビューティフォー! 俺もそうするために提案をしたんだ」
小石 「後付けくっさ~」
漂介 「んだと~?」
小石 「漂介の提案って、楓とペアルックしたいだけなんじゃないの?」
漂介 「ば、ばっ、バカヤロー・・・みんなのことを考えてだよ。
くそ暑い夏の日にはさ~、薄着になりたいって、誰でも思うだろ~?」
苺 「そして女子の透けるブラジャーをつぶさに観察」
漂介 「そそそ、このビミョーなチラリズムを堪能しまくるわけよ、チラッチラッチラッってな、
こうプチ・・・ちが~う!
俺はなあ、学校側の不当な管理システムに対してだ、反旗を翻す覚悟を決めたんです!
そんな男らしい間雲漂介に、清き一票をよろしくお願いしま~す!」
桂 「政治家かよ」
苺 「では、決を取ります。制服の自由化に賛成する人は手を挙げてください」
漂介 「はいはいはいはい! うっは~い!・・・って、って~! なんだよ!?
賛成してるの俺と水澄だけかよ!? なんで分っかんね~全然!
分っかんね~なぜにWHYだよ!」
桂 「だって、毎日同じ洋服来てくるわけにはいかないし」
跨 「着る服毎日変えるほど持ってないよ~」
小石 「女子は格好気にしすぎて、授業に集中できないかも」
みずほ「そうね。おしゃれに時間をかけすぎて、遅刻者が増えたりしたら困るわ」
楓 「そういうことなら、私も」
漂介 「なんだよ水澄~。この裏切り者~」
楓 「ごめんなさい、漂介君」
苺 「反対者が圧倒的多数を占めたので、この議題は取り下げます」
漂介 「待てよ! 森野! 大衆の力で、個人の意見を無視していいのかよ~!?」
苺 「ええ」
跨 「民主主義に反してるしね」
漂介 「は~、てめぇら~、この薄情者共が!・・・はっ、みずほ先生? 先生は違いますよね?
俺の気持ち、分かってくれますよね?」
みずほ「間雲君」
漂介 「はい」
みずほ「一人の犠牲で」
漂介 「はい」
みずほ「大勢の人が助かるのなら」
漂介 「はい」
みずほ「その犠牲は尊いものよ」
漂介 「はい~、はいじゃない、はいじゃないっス、そんな、そんな先生まで~」
みずほ「分かって間雲君」
漂介 「分かりません!」
みずほ「お願い分かって!」
漂介 「やだ~! 犠牲者ってやだよ~!」
桂 「漂介、この場合仕方ないって」
小石 「っていうか、漂介が犠牲になるなら別にいいかな」
苺 「ええ、私も」
跨 「さよなら、漂介」
楓 「みんな、ちょっと酷いかも・・・」
漂介 「う、うっ・・・うわあ~! なんだよ~! お、俺は・・・グレてやるよ~俺はな~。
グレにグレまくって裏社会の首領(ドン)になってお前らに復讐の刃向けてやっかんな!
覚えてやがれコチクショー! っていうか覚えててくださいコンチクショー様だ~!
うわああああああ!!!」
叫びながら勢いよく漂介が教室から出ていく
みずほ「ちょっと間雲君!? 間雲く~ん!・・・みんな、あんなこと言っていいの?」
苺 「平気です」
みずほ「どうして?」
小石 「だって、このホームルームが終わればお昼休みですから」
桂 「そうだな」
みずほ「それってどういう」
《チャイムが鳴る》
漂介がご機嫌で教室に戻ってくる
漂介 「よ~、みんな元気してる? さあ~、飯だ飯~! ジャーン! 今日は豪華にのり弁で~す!
跨~、羨ましいだろ~? ほらほらほら、羨ましいって言えよお前?」
跨 「羨ましくないよ!」
桂 「俺お前の性格が羨ましいよ」
漂介 「そっか? うはははははははっ!」
桂 「というより、おめでたいんだ」
漂介 「そっか? うはははははははっ!」
上記のセリフの後も桂と漂介でどーでもいい会話が続く。
その会話がバックで流れながら、みずほ先生と苺が話す
みずほ「森野さん」
苺 「なんですか?」
みずほ「今後、間雲君の提案はホームルームで取り上げないように」
苺 「分かりました、先生」
終わり
第17話 みずほ先生のホームルーム
キャスト
草薙桂(くさなぎ けい)♂:
間雲漂介(まぐも ひょうすけ)♂:
四道跨(しどう またぐ)♂:
縁川小石(へりかわ こいし)♀:
水澄楓(みすみ かえで)♀:
森野苺(もりの いちご)♀:
風見みずほ(かざみ みずほ)♀:
【本編】
《チャイムの音》
教室が騒がしい(桂・漂介・跨・小石・楓は苺とみずほ先生のセリフに影響が出ない程度に
雑談などで騒がしく会話しておく)
苺 「皆さん、これからホームルームを始めます。始めますったら始めます」
みずほ「みんな、静かにして~! 委員長の森野さんが困ってるじゃない! みんな、静かに~!」
苺 「みんな、静かにしないとすごいことをするわよ」
教室が一瞬でシーンとなる(雑談をやめる)
苺 「いい子ね。うふふ」
みずほ「も、森野さん。一つ質問していい?」
苺 「なんですか? 先生」
みずほ「すごいことってなに?」
苺 「すごいことはすごいことです。それ以上でもそれ以下でもありません」
みずほ「そ、そう」
苺 「ホームルーム、始めていいですか?」
みずほ「え、ええ」
苺 「皆さん、今日のホームルームの議題は間雲漂介君から提案があるそうなので、
それを取り上げたいと思います。間雲君、どうぞ」
漂介 「は~い! 間雲漂介提案しま~す! それは、制服の自由化で~す!」
苺 「却下ね」
漂介 「なんだよ森野! 早すぎっだろ~!?」
苺 「いちクラスのホームルームで論じる問題じゃないわ」
楓 「確かに・・・」
桂 「でも、制服を自由化するかどうか、みんなの意見をまとめておいてもいいんじゃないかな?」
漂介 「いいこと言った、桂!」
みずほ「そうね、生徒総会で議題にしてくれるかもしれないし」
漂介 「先生、ビューティフォー! 俺もそうするために提案をしたんだ」
小石 「後付けくっさ~」
漂介 「んだと~?」
小石 「漂介の提案って、楓とペアルックしたいだけなんじゃないの?」
漂介 「ば、ばっ、バカヤロー・・・みんなのことを考えてだよ。
くそ暑い夏の日にはさ~、薄着になりたいって、誰でも思うだろ~?」
苺 「そして女子の透けるブラジャーをつぶさに観察」
漂介 「そそそ、このビミョーなチラリズムを堪能しまくるわけよ、チラッチラッチラッってな、
こうプチ・・・ちが~う!
俺はなあ、学校側の不当な管理システムに対してだ、反旗を翻す覚悟を決めたんです!
そんな男らしい間雲漂介に、清き一票をよろしくお願いしま~す!」
桂 「政治家かよ」
苺 「では、決を取ります。制服の自由化に賛成する人は手を挙げてください」
漂介 「はいはいはいはい! うっは~い!・・・って、って~! なんだよ!?
賛成してるの俺と水澄だけかよ!? なんで分っかんね~全然!
分っかんね~なぜにWHYだよ!」
桂 「だって、毎日同じ洋服来てくるわけにはいかないし」
跨 「着る服毎日変えるほど持ってないよ~」
小石 「女子は格好気にしすぎて、授業に集中できないかも」
みずほ「そうね。おしゃれに時間をかけすぎて、遅刻者が増えたりしたら困るわ」
楓 「そういうことなら、私も」
漂介 「なんだよ水澄~。この裏切り者~」
楓 「ごめんなさい、漂介君」
苺 「反対者が圧倒的多数を占めたので、この議題は取り下げます」
漂介 「待てよ! 森野! 大衆の力で、個人の意見を無視していいのかよ~!?」
苺 「ええ」
跨 「民主主義に反してるしね」
漂介 「は~、てめぇら~、この薄情者共が!・・・はっ、みずほ先生? 先生は違いますよね?
俺の気持ち、分かってくれますよね?」
みずほ「間雲君」
漂介 「はい」
みずほ「一人の犠牲で」
漂介 「はい」
みずほ「大勢の人が助かるのなら」
漂介 「はい」
みずほ「その犠牲は尊いものよ」
漂介 「はい~、はいじゃない、はいじゃないっス、そんな、そんな先生まで~」
みずほ「分かって間雲君」
漂介 「分かりません!」
みずほ「お願い分かって!」
漂介 「やだ~! 犠牲者ってやだよ~!」
桂 「漂介、この場合仕方ないって」
小石 「っていうか、漂介が犠牲になるなら別にいいかな」
苺 「ええ、私も」
跨 「さよなら、漂介」
楓 「みんな、ちょっと酷いかも・・・」
漂介 「う、うっ・・・うわあ~! なんだよ~! お、俺は・・・グレてやるよ~俺はな~。
グレにグレまくって裏社会の首領(ドン)になってお前らに復讐の刃向けてやっかんな!
覚えてやがれコチクショー! っていうか覚えててくださいコンチクショー様だ~!
うわああああああ!!!」
叫びながら勢いよく漂介が教室から出ていく
みずほ「ちょっと間雲君!? 間雲く~ん!・・・みんな、あんなこと言っていいの?」
苺 「平気です」
みずほ「どうして?」
小石 「だって、このホームルームが終わればお昼休みですから」
桂 「そうだな」
みずほ「それってどういう」
《チャイムが鳴る》
漂介がご機嫌で教室に戻ってくる
漂介 「よ~、みんな元気してる? さあ~、飯だ飯~! ジャーン! 今日は豪華にのり弁で~す!
跨~、羨ましいだろ~? ほらほらほら、羨ましいって言えよお前?」
跨 「羨ましくないよ!」
桂 「俺お前の性格が羨ましいよ」
漂介 「そっか? うはははははははっ!」
桂 「というより、おめでたいんだ」
漂介 「そっか? うはははははははっ!」
上記のセリフの後も桂と漂介でどーでもいい会話が続く。
その会話がバックで流れながら、みずほ先生と苺が話す
みずほ「森野さん」
苺 「なんですか?」
みずほ「今後、間雲君の提案はホームルームで取り上げないように」
苺 「分かりました、先生」
終わり