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黄色い実 紅雲町珈琲屋こよみ7

2021-01-28 | 読む

 

 

お草さんが営むコーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」で片腕として働いている頼れる店員・久実。


なぜか男っ気のない久実にもついに春が……!?


浮き立つ店に、元アイドルの女性が店の敷地内で暴行を受けたという

衝撃のニュースが飛び込んでくる。


容疑者は地元名士の息子。


久実の様子がおかしいことに気づいたお草。


そして、暴行現場で拾った「あるもの」がお草と久実を悩ませることになる。

「私、いつから加害者になったんだろう」


──心に小さな勇気の火を灯す人気シリーズ第7弾。

 

 

以上、内容紹介はアマゾンよりお借りしました。

 

 

ほんわかした日常の謎を解くミステリ~♪といった風情はまったく皆無の

本作第七弾です。

 

小蔵屋の第二駐車場で起こった二件の強姦事件の被害者の一人が久美ちゃんだなんて・・

それも彼氏ができて間もないというのに・・

中盤以降は一気読みでした。

 

小蔵屋の試飲コーナー、事件後は近所の人たちの噂話で大きなテーブル席は

いつにも増してにぎやかです。

 

それを遠巻きにする人、耳をそばだてる人、苦々しくおもう人、・・

もし自分ならば・・と考えてしまいました。

まあ~とりあえず、耳をそばだてて詳細をしりたがる人になるに違いない(笑)

 

本文にこんな一文があります。

 

~他人の不幸は蜜の味がし、無責任に語っても咎められず、

暇つぶしにも、気晴らしにもなる。

いずれ、自分や自分の身内がその標的になって

傷つく日のために、見えない刃を自ら研ぎ続けているようなものだ。~

 

そして、

 

いつの時代も、世間は残酷だ。

 

続きます。

 

お草さん自身も波瀾万丈の生き方をしてきた女性なので

根も葉もない噂話に辟易しつつも、

 

~「世間って、自分の中にあって自分を苦しめるものかも」~

 

という名言がするりと口からでるのかも知れません。

 

コロナの渦中、尾ひれのついた噂話や憶測には気をひきしめて対処しないと・・ですね。

 

 

 

 

 



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