若冲
2015-06-30 | 読む

タイトルの若冲とは・・
もちろんあの奇想の天才絵師
伊藤若冲です。
ファンなのでドキドキ&イソイソと
読み進むうちに、いったいどこまでが
事実でフィクションなのか
気になって気になって気になって・・・・。
たしか生涯独身だった(ような?)若冲なのに
自殺した妻の弟が若冲をうらんで贋作者になる?
うーん・・市川君圭という絵師は存在したようなので
それは本当なのかなあ。。
同じ時代を生きた絵師が何人もでてきますが
あの丸山応挙が若い時に、かっぱらいをしていた孤児
を番所に連れて行った?いやこれはさすがに
想像によるフィクションでしょ・・・。
市川君圭の子供を育て、彼に手伝わせて
あの有名な碁盤仕立ての鳥獣花木屏風を手がけた・・ってホント@@?
君圭と若冲の因縁を軸にしたストーリーとしてはとても
おもしろく引き込まれもしますが、常に
頭をよぎるのは、これってホントなん?ってこと・・。
しかし便利なネット社会、
こんな記事を見つけました。
あらま~腹違いの妹、お志乃までフィクションだったとは@@
ちなみに
澤田さんが想像して創造した若冲像は、私の考えていた
それとはまったく違います(笑)
奇想の天才変人奇人らしく、人間のドロドロした感情とは無縁で
世事に疎く、つきぬけた感性をもつ孤高の人・・これが私の若冲像。
ほとんどの人がそうかもしれませんが。
なので
あくまで小説として読むのが正解のようです。
本に登場する絵も見たいし相国寺にも行ってみたくなりました。
上のインタビュー記事の写真で、澤田さんが見ている野菜の涅槃図
本にもでてくる絵ですが、こちらはMIHOミュージアムで見られるものでしょうか。
これも見たいなあ。。
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