不審者
2020-01-19 | 読む
会社員の夫・秀嗣、五歳の息子・洸太、義母の治子と都内に暮らす折尾里佳子は、
主婦業のかたわら、フリーの校閲者として仕事をこなす日々を送っていた。
ある日、秀嗣がサプライズで一人の客を家に招く。
その人物は、二十年間以上行方知れずだった、秀嗣の兄・優平だという。
現在は起業家で独身だと語る優平に対し、息子本人だと信用しない治子の態度もあり、
里佳子は不信感を募らせる。しかし、秀嗣の一存で優平を居候させることに。
それ以降、里佳子の周囲では不可解な出来事が多発する。
『代償』の著者が贈る、渾身のサスペンス&ミステリ。
以上、内容紹介はアマゾンよりお借りしました。
この著者のものは多分はじめてで、予備知識のないまま読みましたが
あまりのラストに吃驚仰天!びっくりぎょうてん!
この四文字熟語は決して大げさではありません。
まさか義兄の正体が〇〇とは。。
里佳子さんの一人称で書かれている小説で
おっとりと優しいといえば聞こえはいいですが
優柔不断でぼんやりした夫と、認知症気味のきつい姑
小さな子供の世話をしながら、在宅でお仕事がんばる里佳子さんに
序盤からすでに感情移入してしまい、里佳子さん視点で
物事を見てしまったのが
ラスト、背負い投げというかオセロの逆転ひっくり返しというか
どんでん返しにあった最大の理由でしょう。
すごくおもしろかったので、この著者の他のも
読んでみたくなりました。
よーし・・次は簡単には騙されへんよ~・・
コロリと騙されたい気もするけど・・
って、どっちやねん^^
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