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メインテーマは殺人

2020-01-18 | 読む

 

自らの葬儀の手配をしたまさにその日、資産家の老婦人は絞殺された。

彼女は、自分が殺されると知っていたのか?

作家のわたし、ホロヴィッツはドラマの脚本執筆で知りあった元刑事ホーソーンから

この奇妙な事件を捜査する自分を本にしないかと誘われる…。

自らをワトスン役に配した、謎解きの魅力全開の犯人当てミステリ!

7冠制覇の『カササギ殺人事件』に並ぶ傑作!

 

以上の内容紹介、いつものことながらアマゾン様よりお借りしました。

 

カササギがとてつもなく面白くよく出来たミステリーだったので

こちらはどんなもんだろ~とワクワク、早く読みたいし書店で買おうかなと

思いつつ、やっぱり買わず(笑)

 

図書館の予約人数は二桁いかなかったので、年明けすぐに

読むことができました。

 

いや~参りました!むちゃくちゃおもしろい!

翻訳モノにありがちな、回りくどい表現は皆無、しかも程良い

というか、品のいいユーモアも随所に見られます。

 

こんな読みやすい翻訳ミステリーも珍しいですね。

 

でも、本の解説にも書かれているように、

調子に乗ってツラツラよんでると

犯人につながる重要なヒントとか伏線をスルーしてしまいます。

 

犯人の目星がつく後半からラストにかけての盛り上げ方も

さすがホロヴィッツ。

 

「刑事フォイル」とか「バーナビー警部」の脚本家ですもんね、

上手いもんです^^

 

ラスト、ホーソーンの家で見た写真からの展開は、まったく予想外でした。

 

読後しばらくしてから、「ハムレット」の芸術的ともいえる

散らばり様に、うーんと感心。

 

ただ、

レアスレーテッドとレアティーズの打ち間違いというのは

原文で読まないとわからない部分ですなー。

 

原文で読んでも、気がつかない可能性大いにありですが(笑)

 

登場人物もほどほどの分量だし、

普段、翻訳ミステリー読まない方にもオススメの

ミステリーですね。

 

 

 

 



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