goo blog サービス終了のお知らせ 

Photo@Story

~ 見たり 読んだり 出かけたり ~

我が心の底の光

2015-06-18 | 読む

 

本のカバーを見るだけで

なんか陰鬱な気持ちになりますが

その通り~期待いや想像を裏切らない内容です。

 

二週間以上前に読んだあらすじを書くことほど

しんどい作業はない・・・といつも思いながら(笑)

ちょっとめんどくさい!ことをやるのが脳には

良いそうなのがんばろう!

 

幼い頃に母親の育児放棄や虐待で

餓死寸前までいった主人公

母親を父に殺され(これも凄まじいですが・・・)

親戚に預けられるが、お約束の冷たい仕打ちに

苦しめられる日々。

学校ではイジメにあい、帰ればラーメン屋の手伝い

食事もままならぬ、勉強時間など皆無の中学生。

 

少しづつ人間らしい心が死んでいく描写はこの著者の真骨頂

思いっきり感情移入しつつ読んでいるほうも

ぐんぐん心が冷えていきます。

 

危なげな仕事を繰り返しながら成長していく(身体がね^^)

主人公ですが

三人の人物を罠にはめたり、殺人まではいかない程度の

復讐に手を染めます。

 

最後にその復讐が誰のためのものだったのか、

動機が明らかになりますが、

一瞬、は?そこ?と驚きはぐらかされたような気持ちに。

 

でも

次にくるのは、主人公の圧倒的に深い孤独です。

幼い頃、餓死寸前までいったあの時に

すべてがもう死んでいたのです。

なんて人生なの(涙)

 

でも天国の入り口で唯一無二の友達が

迎えにきてくれてるよ~絶対。

 

 

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。