
本のカバーを見るだけで
なんか陰鬱な気持ちになりますが
その通り~期待いや想像を裏切らない内容です。
二週間以上前に読んだあらすじを書くことほど
しんどい作業はない・・・といつも思いながら(笑)
ちょっとめんどくさい!ことをやるのが脳には
良いそうなのがんばろう!
幼い頃に母親の育児放棄や虐待で
餓死寸前までいった主人公
母親を父に殺され(これも凄まじいですが・・・)
親戚に預けられるが、お約束の冷たい仕打ちに
苦しめられる日々。
学校ではイジメにあい、帰ればラーメン屋の手伝い
食事もままならぬ、勉強時間など皆無の中学生。
少しづつ人間らしい心が死んでいく描写はこの著者の真骨頂
思いっきり感情移入しつつ読んでいるほうも
ぐんぐん心が冷えていきます。
危なげな仕事を繰り返しながら成長していく(身体がね^^)
主人公ですが
三人の人物を罠にはめたり、殺人まではいかない程度の
復讐に手を染めます。
最後にその復讐が誰のためのものだったのか、
動機が明らかになりますが、
一瞬、は?そこ?と驚きはぐらかされたような気持ちに。
でも
次にくるのは、主人公の圧倒的に深い孤独です。
幼い頃、餓死寸前までいったあの時に
すべてがもう死んでいたのです。
なんて人生なの(涙)
でも天国の入り口で唯一無二の友達が
迎えにきてくれてるよ~絶対。
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