悲嘆の門
2015-06-05 | 読む
内容とは相反して
カバー絵はほのぼのしていますね~♪
もしも実写化されたら怖くて見れないくらいの
お話なんですけれど。
宮部さんの本は、なんでもおもしろいんですが
これは好き嫌いがはっきり分かれてしまうかも・・です。
連続殺人犯を追うミステリだと思って読み進めて
えらい目にあいました(笑)
廃墟ビルの上にあるガーゴイル像が
本当に動いて、しゃべって、仲間たちと
戦って・・実はファンタジーものだったとは!
しかし、舞台は現在、ネットで悪さをする連中が
のさばる本当にリアルな今なので
ファンタジーとリアルの境目にすこし違和感を
感じたのが正直なところです。
ラストも、心優しい宮部さんらしいと言えばらしいけれど
むごいですがばっさりやっても良かったのではないかなと。。
前に読んだ「荒神」にも怪物がでてきますが
あれはすんなり入ってきたので、ちょっと別物ですかね~これとは。
ちなみに 読後しばらくは
「存在するが実在しない」
この言葉がマイブームになりました(笑)
なんやかや言っても最後までページをめくる手を
止められないのはさすが御大!力量のなせる技と
いったところでしょうか。
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