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~ 見たり 読んだり 出かけたり ~

歩道橋シネマ

2020-04-01 | 読む

 

とあるたてこもり事件の不可解な証言を集めるうちに、戦慄の真相に辿り着いて…(「ありふれた事件」)。

幼なじみのバレエダンサーとの再会を通じて才能がもたらす美と神秘と酷薄さに触れる「春の祭典」。

密かに都市伝説となった歩道橋を訪れた「私」が

記憶と、現実と、世界の裂け目を目撃する表題作ほか、

まさにセンス・オブ・ワンダーな、小説の粋を全て詰め込んだ珠玉の一冊。

 

以上内容紹介は本帯よりいただきました。

 

著者があとがきでも書いておられるように、ホラー寄りのものが多いです。

煮物を仕込んでる間に、チョコチョコっと読めるのでリビングキッチンあたりに

おいてました^^

 

一番好きなのは、うーーん、「歩道橋シネマ」でしょうか。

 

廃墟ビルの壁、トンネル、何かの鉄骨、陸橋、などなどが

重なって隣り合って、たまたま出来た四角いスクリーン・・というのは

気がつかないだけで、意外と身近にあるかもしれませんね。

 

一番自分が見たい景色が見られるなんて・・・・ホラーが多いなかで、

ほっと胸の中が温かくなる作品でした。

 

ホラー寄りでは、「ありふれた事件」がよかったなあ。

さすがの恩田陸さん、何かある?何がある?なんかおぞましい気配が・・。

そしてあのラストですからね~もう、トイレ行かれへんやん(笑)

 

「線路脇の家」ですが、エドワード・ホッパーという画家が描いた

絵のタイトルでもあります。

 

となると、いったいどんな絵なのか、どんな家なのか見たくなるのが人情で、いろいろ

検索してみると・・・

たしかに不穏な不気味ななんとなくうすら寒くなるような

こちらあのヒッチコックの「サイコ」のモデルにもなった家らしいですね。

 

俄然この画家に興味がわいてきました。

 

美の巨人たちより

 

 

 

 

 

 



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