今宮祐貴 〜活動日記passion 〜

相模原市議会議員 passion for the best

33歳最後の記事 

2018-12-09 23:59:14 | 日記
 明日、12月10日で34歳になります。この一年、皆さんのおかげで無事にやってこられました。心より感謝申し上げます。

 生きていることが、どれだけ尊いことか日々感じています。良いこともわるいこともたくさんあった一年でした。今年は小中学校時代の同級生が病気で亡くなり、中学時代よく遊んでいた友人は事故で亡くなりました。二人とも私と同い年です。
 
 私は、同級生のお通夜に参列したのですが、その時、ずっと言えずにいたことをそのお母様に伝えました。中学二年の時に、私は一度だけ学級委員長をしたことがあります。二学期でした。一学期の学級委員長は、その亡くなった友人でした。勉強も非常にできて、人望もあり、誰がどう考えても彼が二学期も再選するだろうと思っていました。私もそう思っていました。しかし、学級委員長を決める日、私は何故か、本当に何故か説明がつかないのですが、手を挙げてみようかという気に一瞬だけなったんです。それで、担任のM先生が教壇で、「はい、じゃあ学級委員長に立候補する人はいますか?」と、言い終えると直ぐに、これはどうしてなのか、私は手を挙げていたんです。教室がざわつくのが分かりました。二人以上の場合は、投票になります。そうすれば、成績でも実績でも劣る私には勝ち目がないのですが、恐る恐る、彼の方をチラッと見ると、こっちを見て、親指を立ててくれたんです。お前がやれと。私はその時、学級委員長になりました。一際大きな拍手を送ってくれたのは彼でした。その二学期に、学園祭があって、劇をすることになりました。それで、今度はまず監督を決めることになり、この時も、その動機が思い出せませんが、私が手をあげました。そのまま決まりました。そして、主演のパン屋さんの店主役に手を挙げたのが、その彼でした。私はその時の気持ちを覚えています。嬉しかったです。劇は大変うまくいきました。彼は素晴らしい演技力で主役を演じ切りました。劇のことで、私は彼と何度も打ち合わせをしました。何をするにしても、真面目で努力家。心から尊敬していました。そして、いつか、学級委員長の件のお礼を言おうと思っているうちに何故かそれが歯がゆくて言えずに、思春期のなにかでしょうか、とうとう進級してクラスが離れてしまいました。中学三年生になれば、受験本番です。彼は学年でも5本の指に入る秀才でした。中学卒業後、市内のトップ校に進学しました。それから、次に会ったのが五年後の二十歳の同窓会でした。私は大学生でした。二次会で彼と隣の席になり、何か短い話をした記憶があります。それから13年後、突然の訃報でした。その彼が、引き合わせてくれた友人たち。思いがけない再会でした。皆、それぞれがそれぞれの人生を歩んでいます。尊いですね。ありがとうと、心から思います。

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