今宮祐貴 〜活動日記passion 〜

相模原市議会議員 passion for the best

沖縄の保育園では空から…

2018-12-08 23:24:54 | 宣伝
 沖縄県宜野湾市の緑ヶ丘保育園に米軍ヘリの部品が落下してから昨日で丸一年が経ちました。近くの普天間第二小学校には2017年12月13日に米軍ヘリの窓枠が落下しました。

 もし、この落下物が直接、子どもの頭に当たっていたなら、頭蓋骨は砕け散り絶命することになります。もし、子どもの柔らかな身体に当たっていたら……。

 事故の原因は一年たった今でも政府による原因究明がされず、そればかりか、空の状況は変わっていないとのことです。日米では「できる限り学校、病院を含む人口密集地上空の飛行を避ける」という約束がされています。原因究明も、その約束も守られていないというのはどういうことでしょうか。

 赤旗日刊紙の記事によると、昨日、12月7日に同園の保護者や関係者でつくる「チーム緑ヶ丘1207」の会長や園長ら5人が、円上空の飛行禁止などを求めて参院議員会館で政府要請をしたとのことです。支援者ら約80人が参加し、外務省、防衛相、警察庁などの担当者が対応したとのこと。

 記事にある参加者の発言はどれもが切実です。


 「米軍からだれが日本国民を守ってくれるのか、誰が子どもたちの未来を守ってくれるのか
 「沖縄の子どもたちの命は重さが違うのか。子どもたちを安心・安全に通わせたい、ただそれだけです。子どもの命が一番大切。米軍に強く言ってほしい

 

 私たちが住む神奈川県も基地の街です。今年7月に、厚木基地内で米海軍の窓枠が落下した事故がありましたね。1977年には米軍機が墜落する事件(横浜米軍機墜落事件)が起き、市民3名が死亡、6名が負傷しました。亡くなった2名は3歳と1歳の兄弟で、全身火傷を負いました。兄弟の母親も全身火傷を負い、壮絶な治療の末に肉体的には回復しましたが、精神的なダメージは計り知れず、精神科病院に転院しその後1982年1月26日に亡くなりました。今、横浜の港の見える丘公園フランス山地区に、この犠牲者親子をモデルにした「愛の母子像」というブロンズ像が立っています。私も二年前に訪れて、手を合わせました。今でもその時の気持ちを思い出します。犠牲者はどんなに辛い思いをさせられたのか。怒りがこみ上げてきます。

 沖縄のお母さんたちは、もし我が子に何かがあったらどうしようとさぞ心配だと思います。歴史や経験にも学ばず、市民の切実な声にも耳を貸さない政治家など不要です。政府は直ぐに原因究明、対応をするべきです。

 

最新の画像もっと見る