今宮祐貴 〜活動日記passion 〜

相模原市議会議員 passion for the best

東日本大震災から9年。

2020-03-11 23:32:49 | 日記
 東日本大震災から9年。本日14時46分に黙祷を捧げました。

 東日本大震災により1万9729人(関連死の方を含む)の方々がお亡くなりになりました。行方不明者は2559人。また、現在に至っても4万7737人の方が避難をされています。

 

 今日は震災に関連したテレビ番組が多く、普段はあまりテレビを見ないのですがある番組に釘付けになりました。その番組内の、高校生の時に被災した青年の話は、震災は今でもその爪痕を私たちの生活の中に残しているということを感じざるをえないものでした。青年曰く、震災後に新聞奨学生になり、やっとの思いで大学に進学したが実家にお金を工面する必要がありその為に学費が払えなくなり学業を断念したとのこと。今は復学を目指して、コンビニのアルバイトに励んでいるとのこと。青年は今、26歳。臨床心理士になるのが目標。

 必要な支援が受けられていたのか気になりますし、この青年のように何らかの形で取り残されてしまった人たちで今も支援を必要としている人に対して、社会はどのように手を差し伸べることができるのか問われています。人の数だけ、求められる支援は様々です。一方、国が設定した10年の「復興・創生期間」の終了後、岩手、宮城は5年、福島は10年で、支援や復興策に区切りをつけるとの国の方針ですが、被災地では不安の声が広がっていますし、被災地の声を聞かずに、あるいはひろえていない声もある中で一方的に期間を決めて支援策を打ち切るということはあってはなりません。

 被災地の地域経済の再生への課題、水産業の不振、高齢化する被災者の孤立化、子どもの心のケア、取り残されている在宅被災者、震災による苦しみは今も続いています。国が最後まで責任を果たし、必要な支援をおこなうことも必要ですし、これからの備えとして「災害から国民の命とくらしを守ること」を国政の最重要課題に据えて取り組んでいく必要があります。

 最後になりますが、あらためまして、震災によってお亡くなりになられた方々に哀悼の意を表するとともに、被災されたすべての方々にお見舞い申し上げます。

 ※写真は、昨年、福島県に住んでいた親戚の墓を訪ねた時のもの。水田と磐梯山。
 
 
 

 

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