人生旅路

タイトル変えてみました。
青森~茨城~濠州~石垣(沖縄)・・・
次はどこでしょう・・・というかそろそろ落ち着け,私。

地震の記録⑨ 3月15日

2011-03-15 21:46:04 | 徒然

今日から仕事を再開することになった。

地震後の片付けがメインだが、だいたいは休日出勤をした男性の同僚がやっておいてくれたので、
微調整と掃除、今後の業務再開に向けての計画立てといったところだろうか。

なにぶん、今の職場がGMP管理下のワクチン開発だもんで、それに使用する機械の正確性を調整後に何度か確認する必要がある。
どうしてもすぐに業務再開という訳にはいかない。

私服から作業着に着替える更衣室で、フロアは違うが会うたびによくしてくれる先輩に会った。

メールで弟の無事確認を伝えたが、今日もものすごく喜んでくれた。
本当に喜んでくれて、涙まで流してくれた。

普段お世話になっているのは私のほうなのに、こんなに気遣ってくれる。

うれしくて、あったかくて、鼻の奥がツーンてした。

 

特に作業という作業が無かった今日、ちょこちょこ空き時間を見つけて情報集めをすることができた。

弟へ対する心配事の度合いが低くなったためか、福島の状況が気にかかる。

私が住む埼玉県の自衛隊駐屯地から特殊防護化学班が行っている。
彼等は放射能に対する訓練は受けているものの、原子炉の専門家ではない。
だけど、原子炉での作業をしている。

自分たちの危険を知りながら、指示してくる側の『安全だから』という言葉の下に。

福島原発で作業している東京電力社員もそうだ。
実際に手を動かす人間は危険だと気付いていながらも作業を続けている。
指示する側は、危険だと確信しながらも『安全は保障する』という。

人命がかかっているのだから、不満も不安も言葉にするのをこらえて作業する。

 

どうか、周りの人達だけでなく、
現場そのもので作業する人達が笑顔でご家族・ご友人に会えますように。

 

女川の現状を調べてみる。

Googleリアルタイムで、あるツイートが流れた。

『RT @kanajeju: 今日8時半ごろ女川原発に出張に行っている父親から、
 直接電話がありました!
 今父親は食料調達のため石巻の赤十字に向かっているらしいので、
 通れる道ができたのではないでしょうか。
 とりあえず女川原発にいる方は確実に無事です!
 自衛隊も昨日入ったとのことです!』


さらにmixiでの無事確認情報で、

『避難している女川町の人達は、自分達で瓦礫をどけ、陸路を切り開いているそうです!』

『体育館も避難場所になっていて、千人単位の方々がそこに避難しているそうです!』

『食料は地元の人達を優先に配っていてみんなで節約しながら食べている。
 でももう底をつく限界という訳ではないそうです。』


ということは、原発施設から町までの道が開けたということ!!

そして、女川の町で支援活動が行われているのだから、そこから食糧も調達できるということ!!


『町立病院で働く従姉妹から連絡がきました。石巻←→女川では移動ができるみたいです。』

更に、石巻や女川町の旭ヶ丘まで行けば携帯の電波が入るようだとの情報も!!

 

一歩一歩確実に状況が好転してる!!

女川町の人達は、単に救助を待つだけでなく、自分たちからも立ち上がってる!!

そして、こちらにいる皆もそれぞれ行動してる!!

 

では、今度は何ができるんだろう??

今現地へ赴くのは得策じゃないと思う。

・ まず、ただでさえガソリンが不足している
  避難されている方だって、ガソリンさえあれば移動できるし、
  電力も僅かながら確保できるはず。

・ 水・食糧の問題
  行ったとしても、滞在中の自分の水・食糧を完備する必要があるはず。
  避難されている方のための救援物資を自分が使うことになってしまっては意味がない。

・ 何もできないのでは??
  今私達が向かったところで、出来ることはあるのだろうか?
  無い。
  食糧配給にしても交通・調理に伴う燃料を消費することになり、
  それよりは業者・プロの救助隊での大型物流に使用してもらった方が効率がいい。

 

今はもう少し時間が必要かもしれない。

行動を起こすなら、現地の受け入れ体制が整ってから。

 

なら、何が必要か??

自分が向こうの立場なら、何が欲しい??

 

・ 電力: 携帯の簡易充電器や充電器用乾電池。家族に安否を知らせるために。

・ 水: 個人が貯えておくには重すぎるが、消費は早い。
     定期的な供給が行われればベスト。

・ 食糧: 乾パンなどの非常食ではなく、暖かい汁物とか、精神的に落ち着く食べ物が欲しい。

・ 燃料: 遠すぎないが近くもない、車で移動する範囲にいる知り合いの安否を確かめたいが、ガソリンが無い。
       食糧配給にも暖をとるにも燃料が必要不可欠。

・ 日用品: 津波が来たのだから着の身着のまま。
        各種各サイズの下着 ・ 歯磨きセットや石鹸 ・ 消毒用アルコール
        傷薬や風邪薬、とげぬきや爪切り ・ リップクリーム ・ コンタクト用品
        挙げればキリがない

・ 女性&お子様特有の必要なもの
       生理用品やおむつ・粉ミルクなどの消耗品

もちろん全て新品もしくは清潔なものに限る。

 

そして資金。

 

障害は大きい。

欲張っても何もならない。

この中で、自分ができること。

もう少し考えてみよう。

 

みんな頑張ってるもん。

また、サンマ祭り行くんだもん。

また、ゆぽっぽでお風呂入るんだもん。