人生旅路

タイトル変えてみました。
青森~茨城~濠州~石垣(沖縄)・・・
次はどこでしょう・・・というかそろそろ落ち着け,私。

お久しぶりの旅。 vol. 2

2010-05-12 18:58:27 | 徒然

さて、まだまだ一日目のお話。

道の駅だけじゃなく、お寺にも行きました。
なぜなら、ガイドブックでの『高知札所のご紹介』で、

『岩本寺の天井には、マリリン・モンローが描いてある』

と、紹介されていたからです。


なんでマリリンっ
興味津々。

行ってきました。
第三十七番札所 藤井山岩本寺。

結構市街地にありました。
なんていうか、おっきい道路からちょっとだけ外れた所。
道が細い、住宅街の真ん中にございました。
ちょっと意外。

さすがにお寺の中は撮影できませんでしたが、いました。
マリリン・モンロー。
マリリンの他にも、ピカソもいました。能面は怖かったです。
キャベツもありました。
天井の梁で区切られた区画ひとつひとつにぎっしりと天井画。
一般公募した中から選抜されたようです。
なぜキャベツも?

お遍路さんに混じって岩本寺を参拝した後、今夜の宿へ。
わざわざ戻りました。土佐へ。
高知ってほんと広いのねぇ。
遠かった・・・。

宿は、国民宿舎土佐という所。
非常に格安。
もしかしたらお遍路さん用なのを、一般にも使用できるようにしたものかも。
その代わり布団敷いてくれるなんていうサービスはない。
でも、夕飯付きだし、露天風呂も浴場もある。
あ、お手洗いは共同だったか。
でも、露天風呂の景色は素晴らしかった
この宿は山の上にあるので景色が素晴らしい。
更に露天風呂は海に面しているときたもので。
少し小さいけど、そんな大人数(20人とか)でもない限り快適。
思いがけず癒されてまいりました。

ちなみに宿のご飯↓。

豪華なのよ。
でも、安いのよ。
多いけど、よく見ると非常にヘルシーなメニューなの。
カツオのタタキが出なかったのは残念だけど、
珍しい山菜『イタドリ』も食べれたし☆

ということで、濃い一日目終了

 

二日目。
旅行って不思議。めっちゃ早く起きられる。
目覚ましより早く、6時半くらいに目が覚めました。
せっかくなので、屋上に上がって、朝の海を眺めました。

これぞ、土佐の海!って感じ。

高知は不思議なもんで、カラスをあまり見かけない代わりに、鳶が沢山。
空気も澄んでいるし、美味しい魚も捕れるからかねぇ。

健康的に朝ご飯を食べて、二日目行動開始です。

予定では、ホエールウォッチングなんて観光っぽい事をしようとしたんだけど、
あいにく海がしけているとのことで中止。。。
しょうがないよねぇ。

で、この国民宿舎から非常に近い所に第三十六番札所青龍寺を発見。
近いし、腹ごなしに歩いていくか?と思い、フロントのおじさんに聞きました。

「青龍寺まで歩きだとどのくらいですか?」
『・・・歩いていくんですか・・・?』

・・・歩いちゃダメなんですか・・・?

『行けないことは無いんですけど、こっから一直線に獣道下るんですよ。』

獣道けものって言った

『まぁ、車が安全でしょうね。車だと一端、山を下りて、ぐるーっと廻ってここ入るの。』

でました。キーワード『ぐるーっと』。

『でね、ここで、(絶対におかしいだろ?)ってくらい細い道に入るの。』

何ですか?その『絶対におかしいだろっていう道』って・・・。


しばらく考えたあげく、車で向かうことにしました。
全然腹ごなしじゃない。

で、山を下りる時に見かけた看板。
『青龍寺→』

 

・・・

・・・崖ですけど。

 

車にして良かったと思いました。

山を下りて数分。ありえない細い路地を見つけました。
車通れるの?これ?
大丈夫なの?
と、思わせるくらいの道幅でした。
軽のレンタカーで良かった。
普通車なら超ギリで、ハイエースとかならアウトだわ。

四国名物曲がりくねった細道を通り抜け、山の麓にありました。
第三十六番札所、独鈷山青龍寺(とっこさんしょうりゅうじ)

四国巡礼の旅名物小坊主が光ってしまいました。。。

かわいそうなので、もう一枚。

ちゃんと撮れたかね。

この青龍寺は、弘法大師が唐に渡って修行をしていた際、
寺の建立を願い、東(日本の方角)に向けて独鈷(法具のひとつ)を投げたそうです。
そして、日本へ帰った弘法大師が四国を巡錫(←読めません)していた際に、
この地で木に止まっていた独鈷を見つけ、お寺を建てたそうです。

・・・弘法大師すげぇ。
なんて腕力。
でも、その木に引っかかっていた独鈷が自分のってどうして分かったんだろう。
近くに住んでたオッサンのかもしんないのに。

この青龍寺、どこかしら中国っぽい佇まいでした。
朱塗りの五重塔とか。
で、やたらと階段が長い・・・。そんで広い・・・。
山ひとつぶんくらい青龍寺の敷地なんじゃ?と思うくらい。
しかも、この山でミニ四国八十八カ所巡りができるんです。
詳細は現地へ行って、ご自分の目で確かめて下さい。
かなり疲れそうです。

門から本堂へ向かうまでに百七十段もの急な石段を登るんです。
思いがけなく腹ごなし。
というよりも、脇腹が痛い。
お年寄りにはきっついべや。

でもやっぱり絶景。
鬱蒼とした緑に囲まれながら石段を登ると、今度は竹林が現れました。
あんなにがっつりした竹林初めて見た。
今まで『竹』といったら、割とひょろっとしたやつしか知らないけど、
ここにあったのは、かぐや姫に登場しそうなくらいめっちゃ立派な竹。

タケノコも立派だもの。

ここまで伸びたらもう食えないんだろな。
でも、これいつ竹になるんだろ。
どこまでタケノコのままなんだろ。

高知の旅の中で一番竹(というかタケノコ)が多かった場所でした。

ついでに↓

青龍寺の駐車場で見つけた不思議な花。

青龍寺で一汗かいた我々、次に向かう所を考えました。

『カツオ食べたいね!!』

ですよね!

土佐から黒潮町に向かう途中(車で一時間ほど)の所にある、
中土佐町の久礼大正町市場に向かう事にしました。

 

ですが、宿の健康的な朝食を頂いた後に襲ってくる眠気がここに来て襲来。
いつも毎朝珈琲飲んで目覚まししてる身体にとっては必需品のカフェインをまだ摂っていない。

・・・めっっっっっっっちゃ珈琲飲みたい
たしか、大正町市場の近くにカフェがあったはず

ありました。『風工房』。
知らなかったんですけど、高知ではイチゴもなかなかの名産品だそうです。
で、イチゴのスムージーとか、イチゴのケーキをもの凄く押していました。


迷ったんですけど、小夏のシフォンがあったので、それとブレンドにしました。

小夏というのは日向夏のちいさいバージョンみたいな感じ。

日向夏は、宮崎県の名産品の夏蜜柑みたいな柑橘類で、
普通は捨てちゃう皮の内側の白い部分も、果肉と一緒に食べるのです。
そのほんのりした甘さといったら・・・素敵です
そんで、その小さめバージョン小夏が高知の名産なんだそうです。

そして、ヤヤはイチゴレアチーズケーキを注文。

正直、イチゴにすれば良かった・・・。
いや、美味しかったんだけど、自画自賛みたいで相当気持ち悪いけど、
自分で作ったシフォンの方が好きです・・・。
しっとり具合とか、油の量とか。

ちなみにイチゴレアチーズケーキは大当たりでした
こんなにもというくらいイチゴが濃厚
小夏の甘さは、ほんのりなので、そのまま食べるのが一番だなーと思いました。

この『風工房』は一階部分でケーキを買うことができて、二階部分がカフェになってます。
で、思いっきり海に面していて、景色は素晴らしいです。
他のケーキもめちゃめちゃ美味しそうでしたし、イチゴのスムージーも美味しそうでした。
あの時の自分の身体がカフェインを欲していなければ・・・

海を眺めながら珈琲飲んで、眠気を覚ましたりお話してたりしたら
もう12時半。
何してたんだ。私達。

海が荒れた時は漁ができないので、市場もお休みだという情報を得たので、
市場に電話したら、『やってますよー』とのこと。

道に迷いながら着きました。
久礼大正町市場
思いの外こぢんまり
もーちょっとでかいかと思ってた。
すぐ見てまわれます。

やっぱりメインは魚介ですけど、干物も沢山。
元気のいいおばちゃんが目の前でとれたての魚を捌いてました。

前もって予約すれば、『久礼丼』という丼が楽しめます。
久礼丼は、ご飯を入れた丼の上にお好みの海鮮を乗っけて食べられるという
素晴らしく贅沢満載な丼なんです。
残念ながら、今回思いつきなもので、久礼丼は食べられませんでしたが・・・。

お昼も過ぎ、お腹も減り、カツオのタタキのお時間がやってまいりました。

ででん

何度見ても素敵・・・


あ、遠いですか?


そんじゃ
でででん

凄くキラキラしてますよね
カツオって素敵ですよね
書きながら味を思い出してよだれが出ます。

お昼は『市場のめし屋 浜ちゃん』という所で頂きました。
ちょうど大正町市場の真ん中くらいにあり、ガイドブックにも載ってます。
残念ながら、ここでは塩タタキがなかったのですが、定番ゆずポンで頂くタタキも素晴らしく
一口一口旬の味を噛みしめました。
本当に美味しいんです。幸せなんです。

カツオのタタキでお腹を満たした後、もう少しだけ市場を見回りました。
そこでなんと、ヒジキのかき揚げというお総菜を発見

気になります。
買いました。

更に、カツオのタタキに次ぐお目当ての食べ物、アイスクリン
アイスとシャーベットの中間のような、あっさりした氷菓です。
もちろん購入。

実は、アイスクリンに良く似た、
いや、アイスクリンそのものかもしれん、というアイスが、私の地元にもあるのです。
常に売っているというわけじゃないけど、
お盆の時期になると、業務用アイスボックスリヤカー(命名by私)を引いたおじさんやおばさんが、
お墓とかお寺の周りで売ってるんです。
アイスクリンと違うのは、白・赤・青の三色があること。
あ、味は一緒です。
一個ちょーだい☆っていうと、勝手に三色乗っけてくれます。
食紅満載です。
でも、なんか好きなんだよな。
それに似てます。

話がぐっと逸れましたが、要するにヒジキのかき揚げとアイスクリンを買ったって事です。
その二つを持って腹ごなしに近くの海辺をお散歩しました。
ホントに空気が澄んでて、気持ち良かった

海辺では観光客もちらほら見られましたけど、地元のキッズも沢山いました。
キッズは、思いっきり目立つ場所に秘密基地を作っていました。
超オープン秘密基地です
その秘密基地で、彼らは拾った子猫達を育てようとしていました。
私達はそれを、ヒジキのかき揚げとアイスクリンを食べながら見ていました。

・・・気付いたら二時間経ってました。


とても癒された

キッズ観戦中に、やたらと鶏のコケコッコーが聞こえていたので、
ご近所で飼っているのかね?なんて思ってました。

そろそろ次の場所に向かおうと、車に向かったら・・・


見えますか?野良ニワトリです。
尾が鮮やかな緑色でした。
ここって放し飼いなの?野良なの?

 

ヒジキのかき揚げとアイスクリンは、食べ終わってから写真撮ってないと気付きました。
かき揚げは、普通のおかずみたいにヒジキを味付けして炊いてから揚げたみたいで、
ほんのりとしたお味が美味しかったです。
全国でも流行るかもしれん。

あ、まだ二日目は続きますぜ