郵便局めぐり

郵便局めぐりの記録と雑多な記事

郵便局内郵便局出張所

2015-10-20 | 局めぐDB
郵便局には大抵ATMがあるが、貯金を扱っていない郵便局にATMを設置しようとするとそもそも誰が管理するのかという事になる。そこで貯金非扱の郵便局のATMは近くの集配局の出張所という扱いであった。

こういう施設は多くの郵政労働者が働き、彼らは郵貯によって給料を受け取っていたわけだから彼らに対する福利厚生的な役割。

また郵便局はインフラである一方、大規模郵便専門局は24時間大型トラックが頻繁に出入りする迷惑施設という側面もあるだろうから、近隣住民に対する補償サービスという面もあったろう。

民営化直後まで、ATM出張所はその管理する集配局の番号が出たわけであるが、郵便局の中に設置された他局出張所はその建物の郵便局の番号を出していた場合がある。例えば成田国際空港郵便局内にあった成田局のATM出張所は成田局の05026ではなく、成田国際空港局の05639であった。それが全てそうだったかは既に検証することはもう出来ない。少なくとも成田国際や東京多摩、銀座は最後までその局の番号を出していたが、民営化直前に訪問した横浜郵便集中や名古屋郵便集中局は親局の番号だった。
時期によっても変動があったと思われる。

「○○局内出張所」を対象とし、「郵政局内」は除外。また、「郵政研修所内」「貯金事務センター内」はまた別の機会に記載することとする。


京橋郵便局晴海通常郵便集中局内出張所
郵便番号一〇四 東京都中央区晴海四丁目
郵便貯金自動支払機による機械払、自動貸付け(以下「支払機事務」という。
昭和六十一年三月十日

京橋郵便局東京南部小包集中局内出張所
郵便番号一〇四 東京都中央区銀座八丁目
支払機事務
昭和六十一年三月十日

浅草郵便局東京北部小包集中局内出張所
郵便番号一一一 東京都台東区清川二丁目
支払機事務
昭和六十一年三月十日

横浜中央郵便局横浜郵便集中局内出張所
郵便番号二三四 神奈川県横浜市神奈川区新浦島町二丁目
支払機事務
昭和六十一年三月十七日

熱田郵便局名古屋郵便集中局内出張所
郵便番号四六九 愛知県名古屋市熱田区六野二丁目
預払機事務
昭和六十一年三月十七日

大阪中央郵便局大阪小包集中局内出張所
郵便番号五三一 大阪府大阪市大淀区大淀中一丁目
支払機事務
昭和六十一年三月十七日

成田郵便局新東京国際空港郵便局内出張所
郵便番号二八二
千葉県成田市駒井野天並野
支払機事務
昭和六十一年八月十八日

久留米郵便局久留米輸送郵便局内出張所
郵便番号八三〇 福岡県久留米市御井町
預払機事務
昭和六十二年二月二十三日

武蔵府中郵便局東京多摩郵便局内出張所
郵便番号一八三 東京都府中市南町四丁目
預払機事務
昭和六十三年九月十六日

北九州中央郵便局東小倉輸送局内出張所
郵便番号八〇二 福岡県北九州市小倉北区高浜一丁目
支払機事務
平成四年三月二十五日

此花郵便局大阪輸送郵便局内出張所
郵便番号五五四 大阪府大阪市此花区島屋四丁目
預払機事務
平成五年三月二十九日

京橋郵便局銀座郵便局内出張所
郵便番号一〇四 東京都中央区銀座八丁目
支払機事務
平成六年三月三十日

蒲田郵便局羽田郵便局内出張所
郵便番号一四四 東京都大田区羽田空港三丁目
預払機事務
平成六年三月三十日




★簡易局?(琉球大学病院内簡易郵便局は1989(H元)年12月15日開設)
宜野湾郵便局琉球大学附属郵便局内出張所
郵便番号九〇三-〇一 沖縄県中頭郡西原町字上原
預入機事務
平成二年六月一八日


★廃止分
京橋郵便局晴海通常郵便集中局内出張所
京橋郵便局東京南部小包集中局内出張所
浅草郵便局東京北部小包集中局出張所

平成三年三月十六日の郵政省告示 第百九十八号にて消滅確認。
廃止日は不明だが、新東京局設置に伴い1990(H2)-8-6に局が廃止されているのでその日と思われる。

北九州中央郵便局東小倉輸送局内出張所
は平成十二年六月二十三日の郵政省告示 第三百九十九号にて消滅確認。
局は1999(H11)-7-5廃止。

熊本県白糸郵便局、廃止・降格で簡易郵便局化(2015/11/16)

2015-10-06 | ヲチ
2015年9月29日の発表で、11月16日に熊本県上益城郡山都町津留の白糸郵便局(71211)が廃止、降格され、白糸簡易郵便局が設置されることが公表された。

当方は2014/12に訪問している。実を言うと鯛生郵便局と同日に訪問している。

九州廃止郵便局予定に記したとおり、2014/10と2015/2にそれぞれ受託者を募集していた。


2005年まで集配局であったため、発着場は今にも使えそうな感じで残っている。



ブルーシートが被された屋根が痛々しい感じで、簡易郵便局化にあたっては新築するのかと思いきや移転はしないようで、どうやら修復の上使われるようだ。

津留は熊本の中でも大変山の中にあり、特にこの局のある集落は3つあるつづら折りの道のいずれかを通らねばたどり着くことが出来ない谷底に位置する。







豊富な水資源を活用してか、局の近くには水力発電所が二つある。これらは電力会社の所有ではなく、チッソ(JNC)のものである。



7月以降、直営郵便局の簡易郵便局への格下げが月1局のペースである。12月はどこが廃止されるのであろうか。