郵便局めぐり

郵便局めぐりの記録と雑多な記事

「こだまWEB早特14」の使い方を考える

2015-06-26 | 妄想局めぐ

★概要
JR西日本は、山陽新幹線開業40周年を記念して、2週間前までの予約で安いきっぷ
「こだまWEB早特14」を発売する。

http://www.jr-odekake.net/goyoyaku/campaign/kodama-hayatoku14/

★設定区間
設定区間は以下の水色区間である。



★利用条件
購入制限は1ヶ月前から14日前の23:00までで、ネット予約が必要。
eきっぷの様に限られたクレジットカードの入会は必要ではなく、大抵のクレジットカードで予約が可能である(但し無料のJ-WESTネットに加入する必要はある)
指定以外の列車には利用出来ない。読めば読む程いくらでも裏道の考えられるきっぷであるが、誤解を招くといけないのでここでの記載は省略する。分からないのなら変に色気を出さず、記載通り忠実に利用されたい。


★どのように使うか?
近畿圏~九州をこだまで移動するのは苦行でしかない。
苦行は青春18きっぷで、回避は夜行バス、LCCで行うとして、18きっぷやバスと絡めた中距離移動にこのきっぷを活用したい。

◎活用しうる区間(値段は通常期。大半の期間が繁忙期なので注意されたい)
・西明石~岡山 ¥3160
山陽本線の難所の一つ、船坂越えを最安で越えられる区間。これより短い設定は無い。
もう少し追加し、大阪・新大阪~岡山¥3610、新神戸~岡山¥3350、西明石~新倉敷¥3350というのも良いだろう。

・福山~広島 ¥2960
元々旅客流動の多い区間で在来線もそれなりに本数はあるが1時間50分かかる。都市間バス、ローズライナーが正規運賃で¥2350、回数券一枚あたり¥1920円程度だが、所要時間は在来線とほぼ同じ。こだまは45分~1時間程度。ちなみにのぞみ、さくらなら23~24分である。

・新山口~小倉 ¥2240
最安区間。山陽本線の山口県内移動は人によって好みは分かれるが、飛ばすにはちょうど良い値段。対抗する高速バスはJR自身がやっている(福岡・山口ライナー)。徳山設定があまり充実していないのは気になる。


★背景
こだまはご存じの通り山陽新幹線を各駅に止まる特急で、のぞみやみずほ、さくらに比べると大変所要時間がかかる列車となっている。
こだまは東海道新幹線にも走っているが、東海道は駅での速達退避が原則的に最大6分になっているのに対し、山陽はその様な縛りはないので、下手すると10分以上同じ駅で待たされるハメになる。それでも在来線よりかは快適に山陽間を移動出来るとは思われる。

こだまは8両編成で、原則的にうち3両が指定席である。
おそらく予め数席のみが割り当てになっていると思われ、こだまに空きがあると言って必ずしも予約出来る物ではないと思われる。
また、のぞみ、ひかりの指定席利用者がこだまに乗り継ぐ場合、無料でこだまの指定が使えるので、実際の予約率と利用率があまり一致しないのも特徴である。

「ひかり」も対象だが、かつて存在したひかりレールスターは既に存在せず、山陽新幹線に速達のひかりはほんのごく一部に過ぎない。
言わんとしているひかりは大抵1時間に1本存在する東京~岡山間を運行しているひかりのことであり、これは新大阪~岡山間が各停で実質こだまである。こちらは16両編成中、8両が指定席である。新大阪~岡山間はこの16両の東京から来るひかり(実質こだま)と、新大阪発着のこだまが交互に約30分おきにあり、後者が満席でも30分ずらせば前者にて容易に席が確保出来る物と思われる。但し座席の質は後者の方が良い。

設定区間を見ると大きく分けて中距離区間と福岡県2駅を絡む超長距離区間が割引対象となっている。中距離区間は都市間バスとの対抗上か、超長距離区間は航空機、夜行長距離バスとの対抗上であり、また2週間前に予定の確定するような不要不急の行楽客がのぞみ、さくら等での中距離区間の指定取りするのを防止し、収益率の高く直前の指定取りの多い長距離のビジネス客に指定を割り当てようという魂胆も見える。
短距離と長距離区間に設定がないのは、在来線、山陽新幹線がほぼ独占している為で、特に元々こだまを使わざるを得ない区間には設定がほぼ皆無である。

 

★補遺

その後9/1に春秋航空乗り継ぎ旅行(高松→広島)の際に、使用した。当初は福山→広島を考えていたが、数百円の追加で岡山から乗車出来る事がわかり結局行程の大半を新幹線で移動した。
各駅5分程度の退避時間があったが、700系レールスターの幅広のシートでかつ寝ていたのでそんなに苦ではなかった。 


沖縄県奥郵便局、降格で簡易郵便局化(2015/8/3)

2015-06-19 | 妄想局めぐ
2015/6/19の発表で、8/3に沖縄県国頭村の奥郵便局(70042)が降格され、奥簡易郵便局が設置されることが発表された。
当方は2009/4に訪問している。

この奥郵便局、沖縄本島にあるが、名前が記すとおり?最奥地にあり、至近の局まで直線距離でも11kmあるというなかなかの郵便局である。



民営化後も集配局で、名護支店奥集配センターが設置されていたが、2015/3/2に集配事務は先行廃止され、国頭郵便局に引き継がれている。
集配事務を廃止後、まもなく局が降格した例としては、
北海道の久著路郵便局が2014/9/29に同時廃止
青森県の猿辺郵便局が1996/4/8に同時廃止
などがある。



局舎は比較的新しく、2000/6/12に現在の局舎に移転している。しかも規模としてかなり立派な局舎だと思う。
まだ15年しか経っていないから簡易郵便局として引き続き使われるようである。
基本的に降格する郵便局は局舎が老朽化している場合が大半なのだが、築15年程度の郵便局が降格するのは珍しい。
知る限りでは1987/12に局舎を新築した福島県西本郵便局が、2004/7/20に西本簡易郵便局に降格(郵便局としての使用期間は17年弱)している例がある。

ATMは廃止されるようである。民営化後に降格の場合サービス維持の観点からてっきりATMは存続させる(例えば愛媛県津和地簡易郵便局、西谷簡易郵便局は存続された)のかと思いきや、最近の降格局は軒並み廃止されている。サービス維持の観点から残して欲しい気持ちはあるものの、防犯上、管理上色々問題があるのだろう。ただ近年のようにどこのコンビニにもATMが設置されている現状を踏まえれば、至近にコンビニもないこの地域にATMを残す事はそれなりに意義があるような気もするのだが。

沖縄県内では2015/8/24に泊ふ頭郵便局が廃止される事が同時発表されている。こちらは泊郵便局の移転、(おそらく)拡張に伴う物で、統合という扱いであり、代替の簡易郵便局は設置されない。
那覇市内はここ数年他県に増してスクラップ&ビルドが激しい気がする。いずれまとめてみたい。

何はともあれ、沖縄の奥地に新たな訪問対象局が出来てしまった。
なお、当方の沖縄県未訪問局は奥簡易郵便局を除き以下の6局である。

阿嘉郵便局(70069)
座間味郵便局(70050)
粟国郵便局(70052)
渡名喜郵便局(70053)
南大東郵便局(70055)
北大東郵便局(70066)

柳川市中心部郵便局まとめ

2015-06-06 | 旧郵便局探訪

クリークでおなじみ福岡県柳川市は旧柳河藩の城下町であり、JRが通っていないので全国的な印象は薄いが柳川郵便局の局番号は久留米局に続く74002である。

民営化直前に廃止された国鉄の筑後柳河駅は橋本簡易局付近にあり、西鉄柳川駅と共に当時は三橋町(2005(H17)-3-21合併)にあった。鉄道忌避の典型例と思われる。

柳川郵便局は1978/11/27に現在の柳川市坂本町28-10へ移転した。
それまでは柳川市大字京町字瀬高町30にあった。
この住所で検索すると文具店が出てくるが、実際には現在の柳川京町郵便局の2軒西にある大きめの駐車場が局跡地であると思われる。



移転先のすぐそばには1967/5/16設置の柳川本町簡易郵便局があった。
簡易局からすれば商売妨害にしか思えないのだが、それでもやっていける位当時の柳川中心部は栄えていたのであろう。
簡易局が京町に補償移転するという手だってあったわけである。
柳川京町郵便局は柳川局移転から11年経った1989/3/17に設置された。



なおこの簡易局は2005/5/1に閉鎖。
駅近くの農協簡易だった下百町簡易郵便局が移転再開し貯金扱いを開始したので、こちらも、と淡い期待をしたが、
訪問当時近隣局で聞いた際には「あそこは本局に近いからあのまま廃止だよ」と言われ、その後2014/12/1に廃止された。



柳川市には他にも柳川本町簡易郵便局と同じ1967/5/16設置の柳川佃町簡易郵便局が存在した。
1974/4/1廃止。
住所は福岡県柳川市大字佃町1824の1。もう40年も前の話ではあるが代替局は見られない。
更地だが、局舎跡らしきとポストが見られる。

受託者は両簡易局とも柳川市。さすがに本町簡易局の末期は個人受託だとは思うが。


東京北部郵便局の局番号と郵便処理施設の建設

2015-06-04 | 局めぐDB
郵政部内用局番号

にて、アルバイト募集のコードにより東京エリア新局(仮称)の局コードが01797であることを速報した。

2015/5/4開局の東京北部郵便局は「郵便局・ATMをさがす」には出てこないが、「ゆうゆう窓口・集荷に関する連絡先を調べる」には出てくる。

http://www.post.japanpost.jp/shiten_search/


「shiten.php」のid番号はよく分からない。


局コードは検索結果の画像URLから推察出来、



http://map.japanpost.jp/script/getmap.php?id=200121017970&table=0&size=950,675&scl=3000

idの200121017970を分解すると、やはり

01797

になる。
かつて存在したターミナル支店はこの方法で局番号が推察できた。


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5/26の調達情報で4件の郵便処理施設の調達情報が公告された。


すぐに消されるだろうから、場所情報だけでも。
(2) 新静岡郵便処理施設(仮称)新築工事
(3) 工事場所 静岡県富士市大渕字辻畑
(4) 工事内容 郵便専用施設の新築工事。
敷地面積 約36,100 ㎡
構造 鉄骨造 地上4階
延床面積 約25,500 ㎡(内訳:約25,300 ㎡(本館)、約200 ㎡(付属舎))
用途 郵便専用施設
(5) 工期 平成28 年10 月14 日まで


(2) 新山口郵便処理施設(仮称)新築工事
(3) 工事場所 山口県山口市深溝字産業団地北200 番10、11、12
(4) 工事内容 郵便専用施設の新築工事。
敷地面積 約27,100 ㎡
構造 鉄骨造 地上4階
延床面積 約24,330 ㎡(内訳:約21,100 ㎡(本館)、約3,200 ㎡(立体駐車場)、
約30 ㎡(付属舎))
用途 郵便専用施設
(5) 工期 平成28 年12 月12 日まで


(2) 新新潟郵便処理施設(仮称)新築工事
(3) 工事場所 新潟県見附市新幸町122 番1
(4) 工事内容 郵便専用施設の新築工事。
敷地面積 約50,400 ㎡
構造 鉄骨造 地上4階
規模 延床面積 約33,700 ㎡(内訳:約33,400 ㎡(本館)、約300 ㎡(付属舎))
用途 郵便専用施設
(5) 工期 平成29 年4月10 日まで


(2) 工事名 新道央郵便処理施設(仮称)新築工事
(3) 工事場所 北海道札幌市東区東雁来町地内
(4) 工事内容 郵便専用施設の新築工事
敷地面積 約51,000 ㎡
構造 プレキャストプレストレストコンクリート造 地上5階
規模 延床面積 約65,500 ㎡
用途 郵便専用施設
(5) 工期 平成29 年4月10 日まで