とんとんからしのあるがまま

ゆっくりと、のんびりと、ゆる〜いシニアの日々を綴ります。

椿(短歌)

2023-03-15 | 俳句

我が庭に咲きたる椿撮りおれば花にも個性ありたるを知る

 

 

白肌の幹の高きに紅椿華麗に咲きて追憶の庭

 

 

咲く枝も落ちたる場所も意のままにならぬ椿の不憫美し

 

 

赤であれ白でありとてそのうちにぽとりと落ちる椿でありき

 

 

この白の無垢さに負けて佇めば日は傾きて闇となりたる

 

 

椿咲く庭に小鳥の戯れて父母への慕情あふれたる春

 

 

わたしが生まれた古い実家の庭には

赤い椿が一本あって

幹はそれほど太くはなかったけれど

背は高くて、幹の色は白くて

滑らかでした、、、

子供心に年季の入った木だと思いましたよ、、、

上の方に葉がちょろちょろとあって

赤い色の椿が

それは見事に咲いていました!

今の我が家の椿も

その花の実の末裔です、、、。

 

今日も明日も、愛に溢れ平和でありますように。