ちむわさわさぁ

心躍ること

LIFE について

2006-03-07 | life is Music
[第2の人生、どう生きますか?]

先日、とあるクライアントの企画で定年退職を間近に控えた社員向けの研修会を実施した。
所謂『団塊世代』のお父さんが集い、リタイヤ後のライフプランを考えてみよう、というヤツである。
会社員として云十年も勤めあげ且つ、社会に貢献してきた面々の風格に、ただただ感じ入った。

会社のエライ人というと何故だかあまりクリーンな感じがせず、何とはなしに先入観で
頭固いし、何にもしてないけど良い給料もらって、保身にはしってるだけのおじぃでしょ
とか言ってしまいがちだが、云十年もいろんなことに耐えて"働き通した"というだけで
凄い、と私は思う。

たった何年かの社会人生活の中で「もぅ限界」と感じたことが山ほどあるからで、
惰性でやっちまった仕事もまた然り、
時代背景は違えども少なからず、今回研修会の席に座っていた人達は
その数々を乗り越えてきた偉人である。

私はマネジメントの立場であるのでオブザーバーとして立会っただけだが
なかなかどうしておじぃと言ってあなどれん。おもろい
人前で話すことに慣れているし、これが上品なユーモアを交えながら咄嗟にウマい事言うんだな。
これはもう職という経験で得た賜物でしかない。
がはがは笑う下品なじいさんもいたけど、職場を離れりゃそれも愛嬌、である。

さてその研修というのが非常に面白かった。
年金を始とする制度概要説明に留まらず、
自身の残人生を前向きに生きるためのメンタルサポートまで網羅したもの。

再雇用制度、生活水準の低下、意味のない出向、それまでの上司・部下の逆転、
不安な年金生活、熟年離婚、無気力、医療負担増、毎日が日曜日、・・・

“老後”なんてまだ無限の未来の話、みたいな涼しい顔している若造(私)には
到底思いつかない不安要素があるらしい。
今は[行くべき場所]がある。学生、バイト、会社員、朝起きればそこが”待っていて”くれる。
その場所を失っても”行きたい場所”を持っていられるハッピーリタイヤをしたい、と思った。
くたびれてるヒマはねーぞ。
欲言えば55歳位で宝くじ当てたいナ

そういえばこれ、ちょっと意外だったのだが
新しく始めてみたいことは何ですか? とか
奥様のやりたい事を知っていますか? とかいう質問を受講者にすると
多かったのが『楽器』である。
ピアノ、バイオリン、琴 等々。

私もSAXおばぁになってやるもんね

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