その日は夕方にしおぎに来ないかというゆっくりした誘いで
改札を出ると自転車が3台用意されており
明るい声やにぎやかな街頭の少なくなった頃庭に水をたたえた一軒のギャラリーに着いた。
ずっと以前小金井の公園で、音をあやつる津田さんという人と出会っていて
その人の演奏会だったようである。
しんとした厚いコンクリートや木の壁、に囲まれた天井の高いそのギャラリーが空間で
鈴や笛、タカセ貝、水の中の氷とか弦と弓をずいぶん器用に使いながら
機械でループされていく音に音を重ねていくといった静かな演奏。
集まった人達が半円に座り、思い思いに耳をかたむけてはかく、かく、と頭が落ちていく
様子を後ろから見た。
私の頭もだんだん重くなってきてかくっとしはしたが
何をあやつっているのかを見たい気持ちが強くて、津田さんの指を見ていたようだ。
なんでも自然にあるくというワークショップを行っているということで
歩きながら耳を澄ましているとだんだんに研ぎ澄まされてきて、いつもは聞こえないような
おと、が聞こえてくるそうである。
なんだか瞑想的だなぁ
隣の人の心臓の音まで聞こえてきたりして
そうしたら横から、とかげのフィギュアで脅かしてやるんだ
心拍数の限界に挑戦。
ギャラリーみずのそら 西荻窪
同じ夜、女子が集まってビールをいただくと、心拍数のあがる話しが山ほどあって
みんなそれぞれの思いのたけを話して笑った。
こういう心臓の陽気な音を、津田さん是非サンプリングしてください。
こちらにもそんな素敵がないかしら
そして驚いたことに津田さんのブログとCDタイトルが「ラジオゾンデ」!
気象庁で飛ばしてる気象観測用の風船の名前だよ
津田さんのユニットの名前だそうです。
風船あげてるとこ、見たいなぁ
そちらにいるドライバーに“連れてって”という目線を2人分、送ってみてください。
しかし西荻ではしゃぎすぎて、大事な宝物を無くしてしまいました・・・
私の心拍数はあがったりさがったりです