こけし、という同居人を2体招き入れた片方は鳴子で首がきゅっきゅと鳴るもう片方は秋田湯沢で韓国の正装のよう
どちらもなかなかの無口むかーしむかし祖父一人の住まう大きな大きな家で立派な玄関は使ったことがなくて誰もみんな縁側から靴を脱いでいて、私はというと庭にいた立派な鯉に、ご挨拶の練習、をちょこんとしてからつるハゲた祖父におそるおそる近寄った記憶がある。いつも季節に合わせた着流しの、洒落た威厳のある . . . Read more
雨が降った日には行こうと決めていて、具合良くぽたぽたと来たので出掛けたのは白山神社であった。ここの紫陽花はひっそりとしているので独りで眺められて良い。今年も形良くぽむぽむ丸く出来上がっていて、これをそのままハガキに書こうと思うがあいにく傘とネコで両手がふさがっており、カメラもままならぬので色鉛筆はあきらめた。ひっそり、とはいえ雨を好んでこんなところまでてくと歩いて来るのは大砲のごときカメラ、を背負 . . . Read more
(きょじんのまじっくがてんとうです)、というのがラジオから聞こえてくる度マギー司郎がすっ転ぶ姿が思い浮かぶし、(まじっくが2になりました)、と聞こえたのでマギー司郎が2人に増えた。タテジマはヨコジマに変わるのだ。野球は好きだけれども仕組みがわかりません。新宿駅をとぼとぼ歩いていたら足元にこんなものが落ちていた。琉球の舞踊の柄で、人の溢れる構内に踏まれずきれいにあったこと、私の足元であったこと、ちょ . . . Read more
石森章太郎の石ノ森漫画館というのが、石巻にある。北上川河口の中洲にまぁるい宇宙船みたいな(宇宙船なんて見たことあったっけ)巨大なやつがあって仕事で石巻を訪れると、担当先の駐車場の目の前だった。入り口には豪華な仕掛けがあって、ハト時計みたいに、多分12時とかそういうぴったりした時間になると軒から白い龍のとぐろの背に乗った007や仮面ライダーや丹下のおっちゃん,なんかがゴゴーガガーーガシャーン、と降り . . . Read more
手作りのぞうり、を買った。遠野の家の中でおばあちゃんがちんまり座って何かの作業をしていたのでこれおばあちゃんが作ったのん?と聞いたら、(うんだ、わっちゃーわっちゃわっちゃわっちゃわっちゃわっちゃっちゃ・・・ふつかかん~△〇×♂Юзω♯むんに!!)だそうである。文章丸ごとわからないので案内役をしてくださっている盛岡在住の彼女の方を見やると『着物をほどいて2個出来るって。1日で . . . Read more