今日は『冬至』です
「冬至(とうじ)」は、二十四節気の一つで第22番目にあたる日です
「大雪」(12月7日頃)と「小寒」(1月6日頃)の中間にあたり
期間としての意味もあり、この日から、次の節気の「小寒」前日までの事です
西洋占星術では、「冬至」が磨羯宮(やぎ座)の始まりとされています
さて皆さん、「冬至」にはどんな特徴があるか知ってますか?
そうですね
北半球において太陽の位置が1年で最も低くなり、日照時間が最も短くなる日ですよ
実は冬至の日は固定ではなく毎年変動し、12月21日頃にあたります
冬至の日の日照時間を、太陽の位置が1年で最も高くなる夏至(同様に6月21日頃)と比べると
北海道の根室で約6時間半、東京で約4時間40分もの差があるそうですよ
そして、いろいろ「やる事」もありますよね
はい
冬至には「ん」のつくものを食べると「運」が呼びこめるといわれています
にんじん、だいこん、れんこん、うどん、ぎんなん…など「ん」のつくものを「運盛り」といい
縁起をかついでいたのです
「運盛り」は縁起かつぎだけでなく、栄養をつけて寒い冬を乗りきるための知恵でもあり
土用の丑の日に「う」のつくものを食べて夏を乗りきるのに似ています
また、「いろはにほへと」が「ん」で終わることから
「ん」には一陽来復の願いが込められているのだそうですよ
運盛りの食べものに「ん」が2つつけば「運」も倍増すると考え
それらを7種を「冬至の七種(ななくさ)」と呼ぶのだそうですよ
- なんきん:南京、かぼちゃのこと
- れんこん:蓮根
- にんじん:人参
- ぎんなん:銀杏
- きんかん:金柑
- かんてん:寒天
- うんどん:饂飩、うどんのこと
今聞くと「うんどん」は無理くりのような気がしますが
江戸時代の麺類屋を描いた絵を見ると、看板や置き行灯などに
「うんどん(うんとん)」と書いてあり
うどんは元々うんどんと呼ばれていたそうですよ
冬至に柚子湯に入ると風邪をひかずに冬を越せると言われています
冬が旬の柚子は香りも強く、強い香りのもとには邪気がおこらないという考えがありました
端午の節句の菖蒲湯も同様です
また、柚子は実るまでに長い年月がかかるので、長年の苦労が実りますように
との願いも込められています
もちろん、ゆず湯(柚子湯)には血行を促進して冷え性を緩和したり
体を温めて風邪を予防したり、果皮に含まれるクエン酸やビタミンCによる美肌効果があります
さらに、芳香によるリラックス効果もありますから、元気に冬を越すためにも大いに役立つそうですよ
ぽんちゃんも、この冬を元気で乗り越えるために今日はゆず湯に入りましょうね!