詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

内緒話。

2021-06-23 12:00:22 | 千駄記

またサギ。アマサギ。
つんのめりそうですが、鮮やかに木にとまることができます。

6/23(水) 概ね曇

歳はとりたくないものです。
みなさんにだけ教えてあげます。

昨日もみんな17:30で仕舞いました。
が、私は少し偉いので、パソコンに向かって事務作業。
すると、「しゃちょう!」と呼ばれる。
振り向くと座敷わらし。その名を「龍」という。
「おう、なんだよビックリしたな」と応えます。
龍は、わが社の場内外注さんの長男です。保育園年長組。
たまに子守をさせられている子です。ママも来ていた。

缶コーヒーをくれたので「謝謝!」と礼を言う。
彼の両親の国籍は中国ですが日本語は達者ですし、龍も日本語が喋れるようになった。
「しゃちょう!遊ぼう」と誘われます。
「パパはどうした?」と訊くと、ママの自転車を直してるって。
仕方ないのでパソコンを閉じて工場の前の公園に行く。
奴がこれもってけ!と渡した缶コーヒーで子守をさせようという魂胆です。

バスケットボール。ただただパスを繰り返す。
しばらくして、「競争しよう!」と提案される。
10mくらい先に線を引いてそこまで走るというのです。
「おう、いいよ。負けてやらないからな!」と応じる。
砂場の中です。子供が転んだら危ないからね。
その辺は大人の対応です。

私は誰の挑戦でも受ける。

ママに、ようい!スタート!と言ってもらう。
スタートダッシュはほぼ互角。
3歩目くらいから、地面がすごい勢いで近づいてくる。
あれっ、おかしいな。と思うや否や…あきらめの境地になるものです。
すかさず取った前方回転受け身。私、講道館柔道の有段者ですからね。
昔なら、すくっと立ちあがったものですが、
砂の上で仰向けになるって気持ちいい。

ぐねった左足と、どういうわけか左胸を負傷しました。
私、どんな顔してたと思います?
真顔からの苦笑いです。
やおら立ちあがり、全身の砂を払います。
すると、龍が真顔で胸ポケットから落ちたボールペンを手渡してくれます。

私の父が存命だったら「ぶんぐるげったのか?」と訊かれたことでしょう。

昔、運動会でおとーさん方が走ると大概転んで負傷する人いましたよね。
私もそんな年頃をとうに過ぎたことを知ったのです。

寝返りを打つのも辛かった。
今朝、妹に状況を話しつつ笑われる。
笑うたびに、咳をするたびに
稀勢の里ばりに痛めた左胸に激痛が走る。

午後こそ仕事を頑張ります。


おしまい。







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