『冬雷2021作品年鑑』自選合同歌集
2022年7月28日印刷発行 編集発行人大山敏夫
すでに、恒例となっている冬雷短歌会の作品年鑑が発行された。
毎年書いているが、本当に頭が下がる。全439頁。
あとがきによると参加者は114名とのことであった。
全会員強制参加ではないところが、また好感が持てる。
参加者が100名を下回ったらこの企画を終了させるとの
申し合わせがあるそうだ。
この作品年鑑は冬雷短歌会の記録であり、すなわち会員各位の
生きた記録であろう。
大山敏夫「十年過ぎて」から固有名詞の光るうたを紹介する。
上福岡駅のあたりは十数メートル高みになるか仰ぎつつ行く
杉並木おほふ小ぐらきさまおもひのぼる烏頭坂ひと足ひと足