詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

人は7分間に一度嘘をつく。

2019-03-07 12:27:57 | 千駄記


口数の多い奴ほど嘘をつく黙っていれば嘘はつけない


ぼくは嘘肯定派です。

学生時代仲の良かった男友達と、とある朝
「今日は下ネタとウソを言わない日にしよう!」
と、取り決めた途端に、その日の親友との
会話がなくなったほどの嘘つきです。

ですから、嘘のない夫婦やら、嘘だけは絶対ダメという
関係を信じません。

「あんたと違って私は絶対に嘘はつかない」と
言いながら、ぼくを責め続けた何人かの人は
いくつもの嘘を残して去ってゆきました。

それが現実であって、それを何歳になっても
信用してしまう、信頼してしまう、単純で浅はかな
ぼくがバカであるわけです。

嘘が好きなわけではありません。
嘘をつくくらいなら黙っていてほしいのです。

何にも知らないほうがいい時だってあるでしょう

と、加川良は歌いました。
この「偶成」という曲は青春時代に聞いたのですが
まさにそう思ったのです。

もうずいぶんと前のことですが、海外の偉い人が
「人は7分間に一度嘘をつく」
との研究発表をしました。
社交辞令も「嘘」の範疇として、だそうです。
久しぶりに取引先から電話があったとき
「いつもお世話になってます」というのも嘘。
手紙の末文で
「ご自愛のほどお祈りします」というのも嘘。
という具合です。

いつからかぼくは無口になってしまった。
喋らないから口下手になる。
だからこそ書いて表現することを
覚えたのかもしれません。







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