土曜日に出荷した製品です。
日曜日の11:00に現場搬入でした。
2/26(月)晴 15:00休憩
風が強い月曜日です。今朝、ベテラン職人が
「昨日来たのに、あんちゃんも誰も来ねーんだもんな。」
と、ぼやいてきた。ヤツは来ると言っては来ないし
日曜日くらいは休ませろと言ってたのに・・勝手な奴なんだぁ。
しかもさ、社長に向かって「あんちゃん」はねーよなぁ。
ボクは昨日ひねもす引き籠っていたのですよ。
救急車騒動。土曜日の昼休みが終わって間もなく、
ボクをあんちゃん呼ばわりするベテラン職人が
血相変えて3階の事務所に駆け込んできた。
「こまっちゃんが、手首切って血が止まらないんだよ!救急車呼んで!」
と大騒ぎなのです。そもそも自分で呼べばいいのに。
「そりゃ大変だぁ」ってんで、119番に電話したよ。
まずは状況を確認してから、電話すればよかったんだけどさ。
ボクも慌てるわけじゃん。血の海の現場を見るのも怖かった。
受話器の向こうの救急の人は冷静に
「では、きれいなタオルで強く抑えてください」と言うわけさ。
「血の海でこまっちゃんが倒れてんのかぁ」と想像しつつ
ボクはきれいなタオルを二枚持って作業場に行く。
すると、こまっちゃんがすでに絆創膏みたいのを貼って立っていた。
ん?つまり手首ではなく手のひらで、しかも1㎝ほど切っただけー。
よろけて手をついたところにステンレス材があったらしい。
ボクもそりゃ安堵するわな。「なんだよ、救急車呼んじゃったよ」と
喋ってるうちに「フィーフォーフィーフォー」とサイレンが近づくのです。
「まいったな・・」と思いつつ覚悟を決める。
救急隊が到着して現場に案内して、状況を説明する。
救急隊が警察に連絡したらしく警官が5人も来るし。
「ご本人が救急車に乗らないと言ってますんで」と救急車は帰る。
「ご本人が労災じゃなくていいと言ってますんで」と警官も帰る。
両者には申し訳ないことしちまったよ。
なにより怪我は怖いのでホッとしたよってお話でした。
おしまい。