代々木公園ヘルスケア鍼灸院blog

渋谷区・富ヶ谷。代々木公園近くの鍼灸院が綴る日々のこと。

肩こり・腰痛の原因物質解明

2010-05-24 18:41:39 | 日記




変形性関節症、治療に光…原因物質解明

東大准教授ら医学誌発表へ


腰痛や肩こりの原因となる変形性関節症を引き起こすたんぱく質を、東京大学の川口浩・准教授(整形外科)らが突き止めた。

このたんぱく質の働きを抑えることで、変形性関節症の治療が可能になると期待される。医学誌ネイチャー・メディシンに24日発表する。

変形性関節症は、加齢や負荷の蓄積で手足や脊椎(せきつい)の関節の軟骨が摩耗し、腰痛や手足のしびれを引き起こす。国内には2000万人以上の患者がいると推定されるが、発症の仕組みが不明で、根本的な治療法がなく痛み止めなどを使うしかなかった。

研究チームは、変形性関節症では軟骨が石灰化して骨に置き換わることに着目。培養した軟骨細胞で、「HIF2A」というたんぱく質を過剰に働かせると、この石灰化が進むことがわかった。

マウスでHIF2Aを働きにくくすると、ひざに負荷をかけても、変形性関節症になりにくかった。

また、変形性関節症の患者では、健常者と比べて、HIF2Aの働きが高い人の割合が高いこともわかった。

川口准教授は「HIF2Aの働きを抑え、変形性関節症を治療できる薬を開発したい」と話している。



(5月24日、読売新聞から記事転載)