今日、5月19日は「ボクシングの日」です。
故・白井義男さんが1952年後楽園球場にて、ダド・マリノ(米国)を15R判定で破り、日本人初の”世界チャンピオン”となった日です。
今年からボクシング界では、その日を記念日として、後楽園ホールにてイベントを開催しております。
私の白井義男さんの思い出。
今から25年前の’85、私はデパート「銀座プランタン」の地下の食料品売場でアルバイトをしておりました。
お弁当、惣菜等を販売するお店で、私はカウンターの軽食を出すコーナーを任されておりました。
おそらく、その年の9月位だったと思いましたが、「銀座プランタン」の地下の食料品売場に白井さんがお弁当(お鮨だったと思う)を買いに来られました。
私は白井さんを接客をさせて頂き、レジでお弁当を販売させて頂きました。
そして、強引にカウンターに座って頂き、コーヒーを飲んでもらいました。
「ボクシングの白井さんですよね!?」
「自分は金子ジムでボクシングをやっている飯田と申します!」
「先日、新人王予選、Jバンタム級で勝利し、ベスト4に進出しました!」
聞かれもしないのに一方的にしゃべったのを覚えています。
そして驚いた事に、その一週間後位に、白井さんは再度お店に来て下さり、私の入れたコーヒーを飲んで行って下さいました。
「絶対に新人王を獲りますー!」と誓った事を覚えています。
不本意ながらその一ヵ月後、私はグローブを吊るす事になり、白井さんに誓った「新人王」は”夢”となってしまいました。
そんな思い出があります。
後楽園ホールでは何度も見かけしていた白井さんですが、一度、原宿でお見かけした事もあります。
確か、原宿駅近くにお住まいだったと聞いた事があります。