何が・・・

困難事例なのかな・・・

訪問依頼あり初回訪問（同行）

看護師の名刺を・・・まじまじと見つめ
「何しに来る・・・要らない、来なくて良い」が繰り返される

家族の困った表情・・・
席を立たれたので家族と相談
家族の不安が強い為
取りあえず家族の不安解消の為、訪問するって言う事にした


病院の指示では
刻み食のトロミ付で、お酒は禁である
酒禁の紙はクシャクシャにされた

家族に尋ねる・・・どうしたいのか
在宅は医師の指示が絶対ではないだろう

私は食べたいものを食べて飲みたいものを飲ませてあげたい
近い将来逝くのであれば・・・

家族と話している、その間
何度も、その部屋に来られて少しずつ近づいてくる

少しずつ表情が変わった
そして私たちが帰る頃は手を振って玄関に見送り出て来られる
「また来るね」と言うと了解された

2回目訪問の前日
やはり大変だった・・・と報告があり

波があるからなあ・・・
ドキドキしながら同行訪問したが
あんたらは、どこから来るのか（所属）
お金は誰が払うのか・・・等と聞かれたが
表情は穏やかで拒否は無い

食べ物は
今迄通りの物を食しておられると言う
刻みでもトロミでもない・・・
やっぱり強制するから拒否するのだろう
シャワーも清拭もまだ拒否されたので
わかったよ・・・と話し
時間一杯看護師と話して過ごされた

看護師も、お茶を頂いたので
脱水予防に・・・と
必要性を話し水分を勧めると一緒に飲まれた

ポケットから1万円札を出して
お昼に何か食べられ・・・子供に何か買ってやられと
もちろん頂く訳にはいかないが嬉しい・・・受け入れは良好なり


3回目からは訪問看護師一人で訪問したが

元気元気・・・普通の物、食べてるが・・・
水も一緒に飲んでくれたし・・・
今度シャワーしようって言ったら「うん」って言うがやぜ・・・と
看護師も喜んで嬉しそうに話す

利用者さんに受け入れられ利用者さんが元気
それが訪問看護師にとっては一番うれしい事だ

看護師といる時は穏やかで
脱水予防の説明に、耳を傾け水分を取ってくださる

認知症は最初が肝心
無理に進めると攻撃性が強くて手に負えなくなるのである

家族様が
本人が要らんって言うから要らんわと言われたら
困難事例になったのかもしれないが
家族様のご理解も嬉しい

まあ内弁慶はあるが
初回のような威圧や構えは無く
素直な可愛い高齢者になって下さった

次回訪問時シャワーの約束が出来た
了解されたが・・・上手く行けばいいな