今日のお花見に作ったお弁当を食べた王子が食あたりになってしまった。
多分、一ヶ月くらい前に購入したハンバーグでその場で食べなかったので、冷凍保存してたから、
昨夜から解凍して小さなバーグにして油で揚げソースを作って絡めたものが悪かったのか。
確かに家庭の冷凍室は温度が業務用よりかなり高いから、注意はしていたのだが。
失敗したのはこの私で、こ一時間ほど、下痢と吐き気で苦しんだのは王子だった。
姫も娘も私も別段に異常は無くて、王子は父親似の体質を持ち、腸を壊しやすいのだ。
可愛そうで申し訳なくて、トイレの伴座に座って動かない王子の両手を取り、傍に居てと言う王子の顔を見ていた。
王子も母親を呼ぶでもなく、私に傍にいて頂戴と言う。
幸い一階のトイレは両親用にと、二畳弱で広くしてあり、タイル張りだから洗い流すのも簡単で、
子供達が来る時はそれでもタイルの上にトイレマットを敷いてたので私はそこに座りその時間の間見守った。
下痢が終わってもシクシク感が消えないので便座から離れられなかったのだろう。
「どうしてボクだけこうなるの?」と顔をゆがめて私を見る。
あくびもさかんにしてたから吐きたい気持ちにもなっていただろう。
今、ユッケ事件で子供や高齢の女性が亡くなっているから、気が気ではなかった。
病院へ行こうと言うのだけど下痢状態で(もうほとんど出なくなってたが)動きたくないと主張する王子。
そのうち、どうにかお腹のシクシク感も薄らいできたようで、コタツで少し横にしてやり、
お腹をさすってやっていると 、それも収まったようでお昼寝モードに入ってしまった。
目が覚めると、すっきりとしたお顔になっており、どうにか安堵したのだけど、本当に可愛そうな事をした。
風邪を引いても、何かで高熱が出ても、下痢にはすぐになると聞いていたし、大人としての責任をしみじみと感じ反省した。
先日はお向かいの奥さんと黙ってお出掛けしてしまい、大騒ぎで私や娘、姫で王子を探し回った。
団地の中だろうと探したが見当たらず、冷や汗もので、娘婿殿へも連絡をさせたのだった。
幸いお向かいさんはうちの孫達が大好きで2時間でも遊んでくれるほどだから、心配いらないとは思ったけれど
それでももしやと、団地から5分ほどのお父さんの会社へ行く道を探してみた。
すると掃除箒を持ったままの奥さんと王子がニコニコしながら帰ってきた。
どうやら家のまで遊ぼうと奥さんは言い、王子は小学校通いでなれた歩きでお父さんのとこへ行って見たかったらしい。
連れてちょっと出かけるねと奥さんにも言ってほしかったのだけど、そこまで行くとは思っていなかったのだろう。
それで、電話をかけた娘に娘婿は「さっき王子がうちに来たぞ。大の大人が二人も居て、子供を放置するとはどういうことだ!」と叱ったらしかった。
確かに、私は王子と姫たちが一輪車に入れたままの雑草を捨てに奥の庭に行ってたし、まだらに抜いてしまった草抜きの後を抜いて回っていた。
そして娘は家の中に入ってしまった姫のお相手をしてたのだ。
塀越しに奥さんとお喋りしていた王子に気がついていたものの、その次の行動まで推測していなかった。
その成り行きだったとしても、それならそれで、王子が来た段階で、婿殿も連絡して欲しかった・・・・・・・・
まぁ、今回も私の失敗だし、申し訳なかったと思う。
孫を見るということは、こんな過失で事故を起こした場合があると言う事。
軽はずみな気分で預かるわけには行かないということ。
それを身にしみてわかる。
昔、息子が2歳の頃、私は毎日母に預けて仕事に行ってたのだが、ある日、実家のご近所の家のオバサンが可愛がってくれて連れて帰り
我が家にも実家にも無いストーブの上に手を載せて手のひらを火傷させてしまったことがあった。
車に乗せてやってた父母が目を放した隙に、車のドアに指を挟んだり、お風呂で転んであごや額を切ってしまったり
沢山の事があった。
それでも預けたのは私であって、最大限気をつけて見守ってくれていたはずの親に苦言は一言も言ったことはなかった。
その時の思いがわかるから、本当に申し訳ないと思うのだ。
零時ごろメールが娘からあり、
「夕飯を食べさせたら吐いたけど、下痢は収まった。
あの子は黙っているといつも食べ過ぎるし、注意しよう。私もダイエット中だから気をつけて食事は少なめにして頂戴」と
切ないわね。
「ゴメンね。お婆ちゃんが悪かった。注意しよう。それ以上大事に至らなくて本当に良かった」と返信した。
私もちょこまか動き回る孫を見ていて、ちらちらといろんなことを想像してしまうのですが、常に緊張感をもっていないといけないようですね。
元気を取り戻し、早くも姫とケンカしてるそうで
本当に安堵しました。
不注意って、誰にでも何処ででも在り得るんですよね。
その心構えを持たないと、いくら可愛かろうと子供の命は預かれないと
しみじみ思います。