Intense Rock

エレキギター関連の機材の自作

60s Dumble Cloneの製作(調整中 その2)

2004年04月30日 | 60's Dumble Clone
プレゼンスの効きがいまいちなのと、音のぼやけた感じが抜けないので、NFB周りでの調整を重ねていました。最初は、ポット容量を2kLから5kLに変え、バイパスCapを1uFから0.1uFにしてみたのですが、やはり、効きはいまいち。そこで、NFB抵抗を4.7kから3.9kに変更し、プレゼンスポットの容量を2kLに、バイパスCapを2.2uFにしてみました。つまり70年代のDumbleのNFB回路そのままにしました。結果は良好で、抜けの良さとピッキングレスポンスが改善されました。
さらに調子にのって、NFBのon/offスイッチも試行的に付けてみましたが、結果はNFBはあった方が良いという結論となりました。
というのも、今回作ったアンプは、回路的にも低域よりに作っており、加えて、スピーカーも中域の特徴も持たせたウーファーにバスレフですので、正直ボワボワ感も否めないという感じ。このような状況で、パワーアンプ部のNFBをキャンセルすると、低域も強調されてしまうという結果となってしまいました。ノイズの発生もあるので、ここはNFBを活かすこととします。

NFBとプレゼンスのおかげで、高域の改善ができましたが、まだ、足りない感じがします。特に、ピッキングレスポンスに関係する高域をさらに追求するためにも、改良を重ねていきたいと思います。

今回のことで、ピッキングレスポンスの改善については、NFBの調整がかなり効くということが分かりました。それも、低域のみNFBで戻すというのが有効のようです。今のところ、組み合わせは、NFBResistor3.9k、BypassCapacitor2.2uFが良いようです。なお、1997年のDumbleを参考にした、GilAyan氏のSkyAmpでは、NFBResistor4.7k、BypassCapacitor1.0uFのようです。各々のAmpの持つ特性に合わせ最適な定数を求めることが必要のようです。
ピッキングレスポンスが改善されたAmpは、弾きこなすのが、かなり難しく、ピッキングの強弱に連動して、音量も大きく変動するので、己の腕の未熟さを実感します。
ただし、高域をBypassしたNFBでは、場合によっては、高域が耳障りなトーンとなることもあります。実際、BrightSwitchをOnにすると、そのような傾向になります。この辺はDumbleは、決して耳障りでなく、ピッキングレスポンスが優れているという感じですが、他にも工夫があるのではないかと思います。


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