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Stream Analyticsから直接Power BIにつなぐ(6)

2016-04-24 03:03:39 | Azure
前回の記事で、Stream Analyticsの設定が完了し、開始させるところまで行いました。
今回は、Power BIでStream Analyticsから受け取ったデータを表示させてみます。

なお、データをIoT Hubに上げる方法については割愛しています。
以前の記事等を参考に、IoT Hubにデータを上げてください。
IoT Hubにデータを上げるためのデバイスが手元にない場合は、
Azure IoT SDK内にあるUWPサンプルアプリを使うのがいいかと(Windows 10上で動作するので)。
こちらでは、そのサンプルアプリを少し改造して、JSON形式データを上げるようにして確認しました。

さて、Power BIでの表示方法ですが、今回はクラウドサービスとして提供されているPower BIサービスで
データを表示する方法を説明します。

18. まずIoT Hubにデータを送信しておきます。
  →IoT Hubが受け取ったデータは、自動的にStream Analyticsに渡され、クエリで記載した処理が実行され、
   Power BIに渡されます。

19. Power BIポータルにアクセスしてサインインします。

20. データセット欄に、Stream Analyticsの出力設定で指定したデータセット名が表示されていることを確認します。
  


21. データセット名をクリックします。
  

22. 例として、折れ線グラフを表示するようにします。
  「視覚化」から折れ線グラフのアイコンをクリック
  

  ビューにグラフ領域が表示されるので、ドラッグして適宜大きさを調整。
  

  以下の図のように、グラフに表示するデータをセットします。
  


23. グラフをレポートとして保存し、ダッシュボードに表示します。
  ファイルから保存を選択
  

  レポートの名前を指定
  

  「ライブページをピン留めする」をクリック
  
  

  


以上でStream Analyticsから直接Power BIに表示する方法の解説は終わり。
やってみて思ったけど、それほど迷わずできたかな。
IoT Hubにサンプルデータを送る方が少し手間取った気がする。

IoT Hubのデータチェックにはちょうどいい仕掛けかも。




Stream Analyticsから直接Power BIにつなぐ(5)

2016-04-24 01:21:37 | Azure
前回の記事までで、Stream Analyticsの入出力設定まで行いました。
今回はStream Analyticsのクエリ設定を行います。

Stream Analyticsのクエリは、受け取った入力データをどう変換して出力に渡すかを記述します。
SQLライクに書けるところがポイント。
→もちろん、受け取ったデータをそのまま渡すこともできるけど。

15. クエリタブをクリック
  

16. クエリを以下のように入力します。

  SELECT
    System.TimeStamp AS time,
    data
  INTO
   ToPowerBI
  FROM
   FromIoTHub


  上記のクエリは「FROM」句で指定した入力ソース(ここではIoT Hubのデータ)のうち、
  dataという名前のデータと、timeという現在日時データを、
  「INTO」句で指定した出力ソース(ここではPower BI)に流し込む意味があります。

  FROMおよびINTO句で指定するのは、Stream Analyticsの入力・出力設定で入力した「エイリアス」です。

  この記事では、IoT HubからJSON形式のデータをもらう想定で、
  そのデータに「data」という属性名のデータが存在することを前提にしています。
  SELECT句は適宜入力データに合わせて変更してください。

17. クエリを保存したら、Stream Analyticsを開始させます。
  Stream Analyticsの画面の一番下に開始ボタンがあるので、それをクリックします。
  以下のような画面が表示されるので、右下のチェックボタンをクリックしてください。
  

  問題が無ければ、以下のようなメッセージが表示されます。
  


次回は、Power BI側の設定を行います。

Stream Analyticsから直接Power BIにつなぐ(4)

2016-04-24 00:16:03 | Azure
前回はStream Analyticsの入力側設定(IoT Hubからデータを受け取る設定)をやってみました。
今回は出力側設定(Power BIへつなぐ設定)をやってみます。

6. 2016.04.23現在、通常のポータル画面からStream AnalyticsとPower BIをつなぐ設定ができないので、
  クラシックポータルを表示。
  

7. クラシックポータルでStream Analyticsのタグをクリックし、作成したStream Analyticsを選択
  

8. 出力タブをクリック
  


9. 「出力の追加」をクリック
  

10. 以下のような画面が表示されるので、もちろん「Power BI」を選択して右下の「→」をクリック。
  

11. 接続するPower BIを指定するため、「今すぐ承認」をクリック。
  

12. 以下のサインイン画面が表示されるので、Power BIサービスのアカウントとパスワードを入力。
  

13. アカウント認証後、続いてStream Analyticsの出力設定を行う(以下は入力例)。
  出力のエイリアス:(自由に設定)
  データセット名:Stream Analyticsからの出力はPower BIのデータセットととして見えるようになる。
          そのデータセット名を決める。
          自分のPower BIサービス内に存在しないデータセット名をつけること。
          ※そうしないと、既存のデータセットが上書きされてしまうとのこと。
  テーブル名:データセットは複数のテーブルから構成される。Stream Analyticsの出力先のテーブル名
        ここも任意に設定可能
  ワークスペース:Power BIのいずれかのワークスペースを指定
  

14. 以下のメッセージが表示されるまで待つ。メッセージが表示されれば、出力設定は完了。
  


次回はStream Analyticsのクエリ設定を行います。