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IoT Hubの価格(2)

2016-08-02 21:49:15 | Azure
以前、IoT Hubの価格という記事を書きましたが、
先月IoT Hubに新しいエディション(S3)が追加されたとのこと。
⇒参考 一般提供開始:Microsoft Azure IoT Hub S3 エディション


S3の価格については、Azure IoT Hub の価格に記載があります。
月額51万円で一日に処理できるメッセージ量は3億メッセージ。
S2エディションの10倍の値段でメッセージは50倍多く処理できるそうです。

計算すると、1秒間に3742メッセージ処理できるはず。
10秒周期でデータを送信する機器が37422台接続しても大丈夫ということですね。


といっても、IoT Hubがメッセージを処理しても、そのあとの処理が追い付かないかもですが(汗)。


IoT Hubの価格

2016-05-05 00:46:46 | Azure
Azure IoT Hub の価格を見ながら、IoT Hubでのシステム構築について考えてみる。

IoT Hubのエディションは3つあり、Free→S1→S2の順で処理できるメッセージの量や価格が大きくなる。

FreeエディションはIoT Hubのお試し用で価格は無料だが、1日に処理できるメッセージの数は8000個、メッセージのサイズは0.5KBとなる。
仮に1台しか接続しないとすると、1日に8000メッセージ=1分に約5メッセージしか送れない。
10秒に1回も送信できない・・・。
逆に考えると、1分に1回程度データ送信すれば事足りるのであれば、5台接続しても問題ないわけだ。

S1エディションだと、月5100円程度かかるが、Freeエディションの50倍メッセージが送れる。
メッセージのサイズも4KBまでいける。
こちらも仮に1台しか接続しないとすると、1日に400,000メッセージ=1分に約277メッセージ送れる。
10秒だと約46メッセージ送れることになるので、10秒に1回程度データ送信する想定だと、45台は接続しても問題ないと考えられる。
でも、45台という数字は(スモールスタートする分には足りるかもしれないが)現実的には少ない台数かもしれない。
送信を1分周期程度で考えれば270台・・・どうだろうか。


S2エディションだと、月約51000円程度、1日に処理できるメッセージ数は6,000,000個。
S1エディションの10倍の値段でメッセージは15倍。
S1の計算式をそのまま使うと、1分周期程度であれば約4150台まではいける。


FreeエディションからS1またはS2エディションへの変更はできないし、その逆もできない。
となると、最初はS1エディションでPoCをこなし、本番環境で台数などの制限がでてきたら、
S2エディションに変えるような運用になるのかな・・・。

Azure IoT Suiteが多国語対応

2016-05-01 16:24:50 | Azure
最近Azure IoT関連のアップデートもいろいろあって、なかなか追いつけてない(-_-;)
で、今回のアップデートはIoT Suiteに関する話。
Azure IoT Suite goes international

遠隔監視(Remote Monitoring)も故障予兆(Predictive Maintenance)もどちらも多国語対応したようですね。
対応可能な言語は14言語とのこと。
IoT Suiteのポータルに行ってみると、いきなり日本語で表示されました!
右上にあるアイコンをクリックすると、言語変更できるようです。



恐らくIoT HubのGAに伴って、日本リージョンへのプロビジョニングにも対応されていました。

ソースコードはGitHubに公開されています。
Remote Monitoring
Predictive Maintenance

例えばRemote Monitoringだと、Web画面の文字列リソースは
 azure-iot-remote-monitoring/DeviceAdministration/Web/App_GlobalResources/
に格納されているはず。
見てみると、ちゃんと日本語のリソースファイルもありますね。
カスタムする際は気をつけねば。



Azure IoT Gateway SDKがPublic Betaに

2016-05-01 15:40:58 | Azure
Azure IoT GatewayのSDKがパブリックベータ扱いになったそうです。
Azure IoT Gateway SDK enters public beta

って、そもそもAzure IoT Gatewayって何?って感じの方が多いのではないかと。
自分もそうだったりするんですが(^-^;

以下のページにIoT Gatewayに関しての解説があります。
IoT Gateway SDK (beta) - Get started using Linux
IoT Gateway SDK (beta) – send device-to-cloud messages with a simulated device using Linux


解説を斜め読みした感じだと、IoTデバイスのうち、IoTゲートウェイデバイス向けに開発されているSDKで、
プロトコル変換などのデータ処理のためのフレームワークのように見受けられます。
→で、最終的にはIoT Hubが対応しているプロトコルに変換し、送信するわけですね。


ソースはGitHubからダウンロードできます。


ちょうどこれからいろいろなプロトコル変換を作りこんでみようと思っていたところなので、
試しに使ってみようかな・・・。





Microsoftが考える/掲げるIoT

2016-04-26 08:33:31 | Azure
IoT Newsに掲載されている日本マイクロソフト大谷氏のインタビューがとても興味深いです。
 IoTの伸びしろは7兆円、マイクロソフトが考えるIoTとは
 「Internet of Your Things」を掲げるマイクロソフトのIoTプラットフォーム
 マイクロソフトの先進的なIoT事例


特に三つ目の事例の記事に
・定期メンテナンスがオンデマンドになる⇒最適メンテナンスへ
・保守サービスをIoT化し、稼働率での課金ビジネスモデルにする
という話が記載されているけど、これって製造業におけるPLMを考慮したIoT適用ポイントだと思う。





Stream Analyticsから直接Power BIにつなぐ(6)

2016-04-24 03:03:39 | Azure
前回の記事で、Stream Analyticsの設定が完了し、開始させるところまで行いました。
今回は、Power BIでStream Analyticsから受け取ったデータを表示させてみます。

なお、データをIoT Hubに上げる方法については割愛しています。
以前の記事等を参考に、IoT Hubにデータを上げてください。
IoT Hubにデータを上げるためのデバイスが手元にない場合は、
Azure IoT SDK内にあるUWPサンプルアプリを使うのがいいかと(Windows 10上で動作するので)。
こちらでは、そのサンプルアプリを少し改造して、JSON形式データを上げるようにして確認しました。

さて、Power BIでの表示方法ですが、今回はクラウドサービスとして提供されているPower BIサービスで
データを表示する方法を説明します。

18. まずIoT Hubにデータを送信しておきます。
  →IoT Hubが受け取ったデータは、自動的にStream Analyticsに渡され、クエリで記載した処理が実行され、
   Power BIに渡されます。

19. Power BIポータルにアクセスしてサインインします。

20. データセット欄に、Stream Analyticsの出力設定で指定したデータセット名が表示されていることを確認します。
  


21. データセット名をクリックします。
  

22. 例として、折れ線グラフを表示するようにします。
  「視覚化」から折れ線グラフのアイコンをクリック
  

  ビューにグラフ領域が表示されるので、ドラッグして適宜大きさを調整。
  

  以下の図のように、グラフに表示するデータをセットします。
  


23. グラフをレポートとして保存し、ダッシュボードに表示します。
  ファイルから保存を選択
  

  レポートの名前を指定
  

  「ライブページをピン留めする」をクリック
  
  

  


以上でStream Analyticsから直接Power BIに表示する方法の解説は終わり。
やってみて思ったけど、それほど迷わずできたかな。
IoT Hubにサンプルデータを送る方が少し手間取った気がする。

IoT Hubのデータチェックにはちょうどいい仕掛けかも。




Stream Analyticsから直接Power BIにつなぐ(5)

2016-04-24 01:21:37 | Azure
前回の記事までで、Stream Analyticsの入出力設定まで行いました。
今回はStream Analyticsのクエリ設定を行います。

Stream Analyticsのクエリは、受け取った入力データをどう変換して出力に渡すかを記述します。
SQLライクに書けるところがポイント。
→もちろん、受け取ったデータをそのまま渡すこともできるけど。

15. クエリタブをクリック
  

16. クエリを以下のように入力します。

  SELECT
    System.TimeStamp AS time,
    data
  INTO
   ToPowerBI
  FROM
   FromIoTHub


  上記のクエリは「FROM」句で指定した入力ソース(ここではIoT Hubのデータ)のうち、
  dataという名前のデータと、timeという現在日時データを、
  「INTO」句で指定した出力ソース(ここではPower BI)に流し込む意味があります。

  FROMおよびINTO句で指定するのは、Stream Analyticsの入力・出力設定で入力した「エイリアス」です。

  この記事では、IoT HubからJSON形式のデータをもらう想定で、
  そのデータに「data」という属性名のデータが存在することを前提にしています。
  SELECT句は適宜入力データに合わせて変更してください。

17. クエリを保存したら、Stream Analyticsを開始させます。
  Stream Analyticsの画面の一番下に開始ボタンがあるので、それをクリックします。
  以下のような画面が表示されるので、右下のチェックボタンをクリックしてください。
  

  問題が無ければ、以下のようなメッセージが表示されます。
  


次回は、Power BI側の設定を行います。

Stream Analyticsから直接Power BIにつなぐ(4)

2016-04-24 00:16:03 | Azure
前回はStream Analyticsの入力側設定(IoT Hubからデータを受け取る設定)をやってみました。
今回は出力側設定(Power BIへつなぐ設定)をやってみます。

6. 2016.04.23現在、通常のポータル画面からStream AnalyticsとPower BIをつなぐ設定ができないので、
  クラシックポータルを表示。
  

7. クラシックポータルでStream Analyticsのタグをクリックし、作成したStream Analyticsを選択
  

8. 出力タブをクリック
  


9. 「出力の追加」をクリック
  

10. 以下のような画面が表示されるので、もちろん「Power BI」を選択して右下の「→」をクリック。
  

11. 接続するPower BIを指定するため、「今すぐ承認」をクリック。
  

12. 以下のサインイン画面が表示されるので、Power BIサービスのアカウントとパスワードを入力。
  

13. アカウント認証後、続いてStream Analyticsの出力設定を行う(以下は入力例)。
  出力のエイリアス:(自由に設定)
  データセット名:Stream Analyticsからの出力はPower BIのデータセットととして見えるようになる。
          そのデータセット名を決める。
          自分のPower BIサービス内に存在しないデータセット名をつけること。
          ※そうしないと、既存のデータセットが上書きされてしまうとのこと。
  テーブル名:データセットは複数のテーブルから構成される。Stream Analyticsの出力先のテーブル名
        ここも任意に設定可能
  ワークスペース:Power BIのいずれかのワークスペースを指定
  

14. 以下のメッセージが表示されるまで待つ。メッセージが表示されれば、出力設定は完了。
  


次回はStream Analyticsのクエリ設定を行います。





Stream Analyticsから直接Power BIにつなぐ(3)

2016-04-23 01:59:15 | Azure
実際にStream AnalyticsからPower BIにつないでみました。

今回試したのは、IoT Hub経由でデータを収集し、
Stream Analytics経由でPower BIで見える化する流れ。

1. IoT Hubの作成。価格とスケールティの設定をF1(無料版)でいいので、一つ生成しておく。

2. Stream Analyticsの作成。
  ジョブ名は適当で。リソースグループはIoT Hubと同じグループに設定。

  


3. 作成完了後、作成したStream Analyticsを開く。
  Stream Analyticsのインプット(入力)としてIoT Hubをつなぐため、
  ジョブ トポロジの「入力」をクリック
  


4. 以下のような画面が表示されるので、「+追加」をクリックする。
  

5. 入力設定画面が表示されるので、適宜入力後、一番下の作成ボタンをクリック(以下は入力例)。
  入力のエイリアス:(自由に設定)
  ソースタイプ:データストリーム
  ソース:IoT Hub
  共有アクセスポリシー名:IoT Hubの共有アクセスポリシーから一つ選択して入力
  共有アクセスポリシーキー:共有アクセスポリシー名で指定したポリシーのプライマリキーまたはセカンダリーキーを入力
  イベントシリアル化形式:JSONを指定
  エンコード:UTF-8

  


  ここまででStream Analyticsの入力設定は完了
  


次回は、出力設定を行います。



Stream Analyticsから直接Power BIにつなぐ(2)

2016-04-22 08:32:21 | Azure
前に「Stream Analyticsから直接Power BIにつなぐ(1)」という記事を書いたけど、
Stream AnalyticsとPower BIをつなぐサービスが昨日General Availableされたそうです。
Azure Stream Analytics and Power BI general availability

まだGAされてなかった機能だったのね(笑)。
そしてStream AnalyticsでPower BIに出力するには、クラシックポータル経由で設定が必要なのね・・・(※2016.04.22現在)