星野ジャパン人気に見る「偏狭ナショナリズム」という脅威
――メディアから視聴者、選手団まで「日の丸」に支配された北京五輪
63年目の8月15日を北京で迎える576人の日本選手団のなかで、
かつて日本が植民地支配や侵略戦争で中国民衆に甚大な被害を与えたことを、
反省を込めて想起するものがどれだけいるであろうか。
JOC(日本オリンピック委員会)選手強化本部長で選手団長を務める福田 . . . 本文を読む
『父の肖像』 辻井 喬
辻井喬はご存知のように元セゾングループ会長堤清二のペンネームで、
父親は伝説の事業家であり衆議院議長をも務めた堤康次郎である。
本書は小説の形をとっており細部の創作はあるのだろうが、清二から見た康次郎の史実であり、
康次郎に興味のない読者には甚だ面白くない物語かも知れないが、
康次郎を尊敬する偉大な男の一人として認める私としては、
知っている事がほとんどで . . . 本文を読む