薬害肝炎問題。
テレビを見ると、
ほとんどのキャスターやコメンテーターたちが『全員救済すべきである』と訴えている。
ところで、大阪高裁の和解骨子案によると、
1人当たりの補償額は、肝がんや肝硬変で4000万円、慢性肝炎で2000万円である。
そして、製薬会社「田辺三菱製薬」(旧ミドリ十字)は、
フィブリノゲン製剤の推定投与数は約29万人であり、推定肝炎感染数1万人以上と試算している。
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病室のベッドは入って左の真ん中しか空いていなかった。
隣、通路側のベッドに蟹江敬三を一週間ほど煙で燻した感じの男が横たわっており、
私が入院するとすぐにガラガラ声で『あんた、なんで入院の?』と訊ねてきた。
『は、、あ、はい、、腎臓です』と応えると、
『ふ~~ん、、あたしも腎臓たい。あたしは糖尿もあるし心臓も悪かけんあんたんとは病気のうちに入らんばい』
と何だか偉そうに言った。
しばらくすると . . . 本文を読む