3月23日(金)第12回 読書会を開催しました。
今回、取り上げた本は 川端康成『雪国』
参加された方の感想の一部を紹介します
・暖かいもてなし、ありがとうございました。
・書き出しの部分と最後の部分しか印象に残っていませんでした。
・心理描写、風景描写がとても美しく幻想的な文章でした。
・当然ではあるが、色々な人の、様々な読み方、受け取り方があるのが分かって面白かった。読書会でなければ深読みすることはないので、とてもいい機会になる。
・川端康成の文章は、風景や女性の様子を表す文章が極めて美しく表現されていると思う。ただ、島村の駒子に対する身勝手な想い、又、駒子と葉子と幸男との関係が最後まで腑に落ちなかった。
・川端康成の小説でも人生をもっと知りたいと思います。幼い頃より肉親を亡くし、どのように育っていったのか。亡くしたものを見つけたいという変わった感覚をもっていて、天才の様に、天より与えられた何かを持ちながらの人生であったかも知れない、何が願いだったのかも知ってゆきたい。
・越後湯沢温泉に10数年前、妻と娘と3人で旅行に行った事があります。温泉の心地よさ、料理のおいしさ、もてなしの温かさに心うたれたおもいがあります。駅へ降り立ち数メートルのい雪の壁に圧倒されたりもしました。その温泉旅館の近くで川端康成が『雪国』の作品を書き上げたことを思うと感慨ひとしおです。
参加者の皆さま ありがとうございました。
次回は4月27日(金)10時~12時ミーティングルーム4
川端康成著『伊豆の踊子』です。
資料は図書館で準備しておりますので、初めての方でもお気軽にご参加できます。
スタッフ一同心よりお待ちしています。