よっちゃんの独り言

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こんなことがありました!

2017年11月11日 | 日記
菩提寺の檀家総代をしている

以前も書き込んでいるが、我が菩提寺は火災で焼失し、住職も病死し、現在は更地となっている

再建を目指しているが、住職の妻は相続すら手続きをしようとせず、再建の話にものってこない

火災に遭い、浄土真宗本願寺派の多くの寺院や檀家からたくさんのお見舞いをいただいた

さらに浄土真宗西本願寺からも再建支援金をいただき、現在、築地本願寺に保全をお願いしてある


ところが築地本願寺でも一向に進まない再建にしびれを切らしたのか「呼び出し」を受けた

先日、代務住職をお願いしている同じ市内の名刹の住職と一緒に築地本願寺に出向いた

代務住職は年齢90歳

都内、特に築地までは混雑するから車でなく電車で行こうと決めた

しばらく常磐線の特急に乗っていなかったので指定席をとろうと駅のみどりの窓口に向かった

あいにく希望した特急電車の指定席は満席だと、グリーン車も満席と聞き、はたと困った

私だけなら約1時間余りの距離なので立ち席で構わないが、90歳の住職だ

築地本願寺での面談の時刻は決められておりこの電車に乗らないと間に合わない

「座席未指定券」という切符で立ち席覚悟で飛び乗った

満席のはずだったが全車指定席にもかかわらず空席がぽちぽち

空いていたので住職に座っていただいた

ところが次の停車駅でその座席の方が乗車してきて住職は席を譲ることになった

2度ほど同じ動きがあり、そのたび住職に申し訳ないと感じつつも再び空いた席に座っていただいた。

今度は座るとすぐに40代と思われる女性が住職の席に向かった

話し込んでいたのですぐに住職の席に向かった

その女性は「住職に席を譲るからそのまま座って下さい」と

住職は遠慮し、立ち上がろうとしていた

座席は全席埋まりデッキも大勢の立客で混雑していた

女性は住職に「どうぞお座り下さい、私は大丈夫ですから・・・」とデッキに移動した

私も女性を追いかけ、お礼を述べた

「実は90歳のお寺の住職さんなんです、ありがとうございます」と

女性の返事に感動した

「え!住職さんなんですか、わたし良いことしました、きっと私にもいいことがありそうな気がします!」と笑顔で

私にも「気にしないで下さい、普通のことをしただけです!」と

普通にできることではないと思いました

満員電車、譲ってデッキで立ち通し・・・

この世の中まだまだ捨てたものではないと感じた

この女性の幸運を祈りたい