ハッピー(吉田鍼灸指圧治療院から)

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社会と病気の関係について全てを解き明かしていきます。

不眠症

2023-01-18 23:42:16 | 鍼灸
不眠症
 
不眠症はよく診ることが多い。しかし、不眠を訴えってくる人々の多くは不眠症では無い。
 
自分で不眠症だと思い込んでいるケースがほとんど。
 
なぜ、不眠症だと思い込んでいるかというと、睡眠に対する一般的常識が狂っているからである。
 
眠れないと訴えてくるほとんんどのケースは眠れている。
 
しかし、眠れないと言う。
 
でも寝ている。
 
正常な睡眠という定義が無いので、不眠を治したいという願いは、不眠症であるという考えが変わらない限り治ることは無い。
 
これはどういうことかというと、テレビなどで医師がでてきて、睡眠がとても大切です。少なくとも6時間、理想的には7時間は睡眠が必要です。
 
日本人は諸外国と比べると非常に睡眠時間が短いので問題です。
 
眠れないときは病院を受診してくださいなどと言うからです。
 
睡眠時間など自分で決めれば良い。余計なお世話だ。そもそも毎日快適な睡眠などとっている人などいない。
 
眠れないことを気にしている人と、気にしていない人がいるだけの話。
 
短時間睡眠でOKな人もいれば、長時間睡眠が良い人もいる。自分で決めたらいい。
 
そもそも眠れなくても、部屋を暗くして目を閉じて、重力から解放された姿勢で骨休めしていれば十分身体は休まる。
 
そして事実を言うと、必ず寝ている。
 
満足した理想の睡眠をこだわることが大きな問題。そんなものは存在しない。
 
眠れないと明日動けないかもしれない、明日の夜は眠れるかな。不安だと。
 
これは、不眠症という病気がある。不眠は怖いという医学的マジックにかけられているに過ぎない。
 
そして眠れないことが苦痛になる。
 
実際は寝なくてもいいし、実際は寝ている。
 
だからマジックを解くしかない。眠れなくてもいい。それは病気ではない。横になっていればきちんと休めるし、次の日も大丈夫。そして眠れるにこしたことは無い。睡眠などその程度でいいのだ。
 
しかし、強固なマジックはなかなか解けない。
 
それでも眠れない、どうしても眠りたい。こうなるともはや神経症に近い。こだわりすぎである。
 
それは眠れないのが問題ではなく、何か他の精神的な問題を抱えており、それをすり替えて不眠症として表現しているだけなので、やはり自分自身を知る必要がある。
 
このような場合、不眠が良くなると、今度は他の問題を表現することとなる。問題がすり替わり、本質的なことは隠される。
 
しかし、深刻なケースがある。一切眠れない。実際に眠くならず、目がランランと開き、本当にほぼ寝ない。
 
このような状態が1週間以上続くと気が狂う。幻覚が見えたり、幻聴が聞こえたり、錯乱したりとなる。もはや異次元の世界が見えだす。
これは本当に命に係わる状況になる。
 
このような状況は医学的に断眠の実験でも確認されているが、断眠の実験では被験者は普通の学生だったりする。
 
一般の人が、現実社会においてこのような不眠になるケースは、病気というより、必ず背後に深刻な問題が隠れている。
 
それは、会社が倒産しそうだとか、取り返しの出来ない大きなミスをしたとか、莫大な借金をして返済に追われているとか、家族関係で大きな問題があるとか、命の危険にさらされているとか。
 
完全に自分の生き方を全否定したとか。絶望しているとか。
 
理由がある。
 
だから、病気かと言われると、病気ではない。
 
このようなケースの不眠症を改善するには、睡眠薬でもなければ、カウンセリングでも食事の改善や運動でもない、サプリでも規則正しい生活でもない。
 
自分が抱えている問題を解決することである。そして、その後、十分に休息することである。
 
さらに生き方を考え直すことが必要です。
 
 
 

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