アップハンドルからセパハンにしたい、というご相談はたまにあるのですが、今回はセパハンからアップハンドルに変更した兼ね合いでの製作のご相談。
当初、トップブリッジの製作をできませんかとのご相談でしたが、ご持参いただいたトップブリッジにはすでに、ご自身で開けられたハンドルポスト用の穴が開いていました。
ならばということで、このトップブリッジを生かして、最低限の追加工と新規製作でハンドルポストを安定させることにしました。
今回の車両はカタナ1100。
ご持参いただいたトップブリッジには、ハンドルポストを取り付けるように、裏側にボスが付いていました。
実際、穴開けだけして、ハンドルポストを取り付けされたのですが、微妙に表側が湾曲しているので、ハンドルポストが座ってない・・。
そこで、開いていた穴で芯を拾い、ハンドルポストの座面部分を平面でさらい面取りしました。
トップブリッジの表面は湾曲しているので、ハンドルポストの座面分を平面で追い込んでしまうと肉が極端に薄くなってしまいます。
裏側にあるボスより、少し小さいぐらいの寸法で平面出して、テーパーの変換カラーを製作しました。
こうすれば、湾曲面でも座面確保ができて、ハンドルポストの座りも良くなります。
ハンドルポストの取り付けネジの長さや、トップブリッジの肉厚などで、加工できない場合もあります。
今回、追加工したトップブリッジには、裏側にボスがあったのでこんな方法で生かしてあげることができました。
表からみたら、わからないんですけどね・・・。
アップハンにした兼ね合いで、 長さを50mmノーマルより長くしたクラッチケーブルも製作することになりました。
取り付けの金具や、ラバーなどは、持参していただいた、切れかかって使えなくなったワイヤーから拝借。
タイコは旋盤で作り、はんだ付けします。
っと、ここまではよかったのですが・・。
いざ、取り付けに来てもらい、取り付けてみると
インナーケーブルがちょっと短い!?
強引に組まないと組めないし調整しろもないし・・・。
使い物にならないものをお渡しするわけにはいかないので、急遽、その場でインナーケーブルだけ作り直すことに。
バーナーで、はんだを溶かしてタイコを取り出して再利用したものの、先のはんだが取り切れてなったせいか、うまくいかず、結局タイコまで再製作。
取り付けて終わりのはずが、しっかりお待たせさせてしまいました・・。ゴメンナサイ。
お待たせしたものの、完成したクラッチケーブル。
なんで短くなったか考えると、アウターケーブルが微妙に長かったのと、セパハンからアップハンになったことで、もともと、ケーブルに余裕がなかったことを考慮しなかったのが大きな要因だったかと。
車体預かりで作業した方が間違いなかったですね・・。
私も人間なんで、失敗することもあります・・。
こうして失敗も公開して、戒めにしてより良いものを提供できるように精進します。