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ワンオフ製作、各種金属加工 ヨシダマシンの製作事例、過去ブログ記事です。

サイドケースステーの製作

2018-07-03 16:54:00 | ステー類、キャリア
 

 バイクのサイドバック取り付けで、ちょうどいいステーが無いっということでの製作相談は案外多い案件。
 簡単に済ますなら、ホームセンターで売られている汎用のステーを駆使して事足りる(妥協する)場合もあるかもしれませんが、強度なく、すぐにダメになってしまうなんてことも。

 今回製作したステーも、そんな経緯を経て製作したサイドケース用のステーです。



 


 ステーというと簡単な製作物と思うかもしれませんが、簡単に済ませれるならホームセンターステーでいいわけで、それで問題があるから製作するので意外に手間がかかります。

 

 車体に対しての取り付けの問題や荷を積載した時の状況などを考慮しつつステー形状を考えて製作していきます。

 今回は鉄板から切り出して溶接の構造として製作、錆止め程度の簡易な塗装で仕上げとしました。
 
 

 ケース側への取り付けはこんな感じ。
 ステー自体の強度は出たとしても、車体側の取り付け部分が弱かったら意味がないので、ステーの製作は車両を拝見して、場合によってはお預かりしての作業になることもあります。

 それなりに手間はかかるので、お値段もそれなりにかかってくるので、予算とできることをすり合わせしながら、ベストな方法をご提案していきますので、こんなステーが欲しいんだけどってのがあればご相談くださいませ。

パニアケースステー製作

2013-01-12 15:46:00 | ステー類、キャリア

 

 サイドパニアケースをつけたいのだけど、ステーに車種の設定がなく製作できませんかとご相談いただき、ステーの製作をご依頼いただきました。

 この手のパニアケースの場合、ケースに合わせてステーも専用設計になっています。

 ご相談時は、パニアケースもステーもこれから購入という段階でご来店、ご相談いただけたので、車両を見ながら打ち合わせすることから始めました。

 


 ZZR400にGIVIのパニアを付けるのですが、ステーの設定ありそうなのにと思っていたのですが、調べてみたほんとに無いんですね。

 この辺はお客さんの方がよく知ってる(調べてる)ますね。

 実際、ステーをまるっと作るのはこのケースの場合は難しいので、ZZR1400のステーを購入して、パニア裏側に付く部分を残して余分なステーを切り取り、新たにZZR400に合うようにステーを付けるという作業になりました。

 

 余分なステーを切って新しいステーを作るだけと、言葉にするのは簡単ですが、位置を決めて、切り離したステーから使える部分は再利用しつつ足りない部分を作っていく作業は、すべて現物合わせになってきます。
 
 

 できる限り、車体側の加工はしないようにするのですが、上側のステーの兼ね合いでカウルの一部を削りました。

 

 

 全体で4点車体とつなげるようにしています。荷物が入れば重量も増えるのでステーにたわみが出ると都合悪いので全体を見ながら新規ステーを製作していきます。

 

 製作、追加工をしてパニアを付けるステー全体。

 

 現物合わせで製作していく作業は、図面が作れて削って作る作業よりも大変です。

 今回は車種違いのステーを追加工して車体に合わせていますが、ステーを購入してさらに加工となるので、費用が割高になってきます。

 キャリアを作る作業と状況的には同じになってきます。
 この手の作業のご相談もよくいただきますが、簡単にはなかなかできませんが取り付けできるようにすることは状況によって可能です。

 パニアを付ける予定だけど、ステーの設定が無い車種の場合や、追加工しなければならない場合が予想される場合などは、ケースやステーを購入される前に一度ご相談いただけたほうが良いかと思います。

  

 

ナビマウントステー

2011-04-18 21:31:00 | ステー類、キャリア

 

 バイク用のナビを付ける為のステーを製作できませんかっと、ご相談を受け製作したナビステーです。

 市販品の物だと、いい位置で取り付けができないので、ステムボルトにナビステーを取り付けたいとの事でした。

 当初、ステムボルトにナビステー部分の付いた特殊ボルトを製作の予定でしたが、丸ごと製作になると費用がかさむので、思案することしばし・・。


 ステムボルトに六角レンチ用の貫通六角穴が開いていたのでソコを利用することに。こうすれば丸ごと作らなくてすむので、費用を抑えることができます。

 

 黒い球の部分はプラスチックの市販部品。プラスチックなので滑ってしまうのですが、薄いゴムを挟み込んで固定すれば動かないようになります。

 

 車体に取り付けた状態。(わかりにくい?)
 ナビを取り付けてしまうと見えなくなってしまいますが・・。

 気に入った位置で固定しようと思うと市販品のステーではまかなえない事もありますが、製作できる場合もありますので、ご相談いただければと。

 たかかがステーと思うかもしれませんが、意外に重要な部品じゃないかなと思います。

キャリアの製作

2010-12-22 01:08:00 | ステー類、キャリア
 

 ロングツーリングで大きな箱に荷物を入れたいので、キャリアを製作できませんかとご相談があり、製作してみました。

 今までは、純正のキャリアにベニヤ板を敷いて、大きな箱をくくりつけていたそうですが、普段使いで小さな箱を取り付ける用のキャリアを付けているので、ロングツーリングのたびに純正キャリアを外して、付け替えていたとの事。

 ということで、普段使いの小さい箱用のキャリアと、今回製作する大きい箱用のキャリアを、純正キャリアを外すことなく、付け替えるように製作することになりました。




 2つのキャリアを、なるべく簡単に付け替えれるようにするってのが今回の悩みどころ。

 純正キャリアにボルト止めすることになるのですが、車体に純正キャリアをつけてしまうと裏側には工具も入らない・・。

 

 なので、純正キャリアに2つのキャリアを取り付ける用のレールを製作して、コレにボルト止めする方法にしました。

 

 普段使いの小さい箱用のキャリア。

 レールには、小さいキャリア固定用のネジが切ってあります。

 大きい方のキャリアは、荷物満載で重くなることも考慮して、太いボルト、ナットで固定できるように一回り大きいサイズの穴あけがしてあります。

 で、本題のキャリア製作。

 

 箱に合わせて寸法を決めて、材料発注の段階で曲げ加工済みのパイプ材を手配しました。
 塗装前の状態です。

 

 裏側には、ベルトをかけるようにフックを8本つけました。

 

 フックになるピンは旋盤で削って作ってます。

 

 裏から見るとこんな感じ。

 塗装は外注さんにお願いしました。

 

 塗装もあがり、完成です。

 製作したキャリアには、取り付け位置を4段階で調整できるように穴あけをしています。

 純正のキャリアを外すことなく、2つのキャリアを付け替えれるようになりました。

  

 前後方向は箱の大きさに合わせているので、ずれることはないでしょう。
 横方向は、純正のキャリアの一番幅が出てる部分と同じぐらいの寸法にしました。

 旅先で荷物を降ろして乗っても邪魔にならないぐらいの寸法にしてあります。

 車種専用でキャリアがない、使いたい箱などに合わたいなど、できる限りご希望に沿うように製作いたします。
 

メーターステーの製作

2010-12-07 22:22:00 | ステー類、キャリア
 

 W400に外国製のデジタルメーターを取り付けたいので、ステーを製作できませんかとご相談。

 ステーの製作のご依頼や相談も意外と多い案件の一つ。

 メーターと車体を持ち込んでもらい、どこにどういう風につけたいかイメージを聞いて、型紙を作って取り付けの状態など確認してから製作です。




 たかがステー、されどステー。

 折れてしまってはいけないので適当には作れません。
 ごつくなってしまってメーターより目立ってしまうのもねぇ・・。

 段取り8割とはよく言ったもので、必要最小限の大きさでシンプルにと考える、採寸して図面書くまでが大変なんです。

 

 

 作業してるところの写真がなかなか撮れず・・。

 鉄板から穴開けして形状切り出して曲げ加工して。

 鉄は錆びてしまうので黒で塗装しています。
 
 

 

 メーターの取り付け(配線作業)は、お客様自身が頑張って取り付けました。

 配線の確認やら、はんだ付けなんかを少しお手伝い。

 自分でやってみたい気持ちが大事です。

 午前中から始めて、完成した時には夜になってましたけどね・・。

 汎用メーターで車種別のステーが無い場合も、できるだけご希望に沿う提案や製作しますのでご相談ください。