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bimota DB4 カフェレーサー製作

2017-10-02 17:03:00 | カフェレーサーカスタム
 bimota DB4 カフェレーサー製作 その4

 

 前回からの続きでbimota DB4 カフェレーサー製作のお話。

 今回の車両 bimota DB4 外装がちょっと変わっていて、ガソリンタンクは樹脂タンクで、タンクカバー、シート、テールカウルが一体型になった、外装カバーが付くんです。

  入庫時点で、テールカウル部分をオーナー様によって手を入れかけてある状態で、FRPで上手く修正できないかなぁって事だったんです。

 打ち合わせでフロントのカウルも当初持ち込んだのとは違っていたので、バランス考えるとテールカウルを別で着くようにしたほうが見栄えもいいかなぁということに。

 ということで、一体型の外装カバーを、タンクのカバー部分とシートテール部分で大胆に分断して、純粋にタンクカバーとして利用し、テールカウルはウチの倉庫で死蔵されていた汎用シートカウルがつくようにステーを製作していくことになりました。



 もともと、シートも一体だった外装カバーを容赦なくブッタ斬っちゃったもんで、新しくシートテールカウルを付けるにシートベースから作らないと、どうにも収まりが・・

 

 イメージとしてはこんな感じで取り付けれるようにしたいんだけどってなわけで、座る部分から作っていきます。

 

 サブフレームから作り直すには手間がかかりすぎるので、サブフレームに乗せる感じでステーを作ります。
 作っていくステーは取り外せるように既存のボルト穴でボルト止めにして、かつテールカウルが着いた時に表から見えないような作りにしていきます。

 

 テールカウル部分に人は乗らないとしても、テールランプやナンバーなどが付くのでこの部分にもステーを伸ばしておきます。

 この段階ではテールランプ&ナンバーをどう付けるか悩みながらだったりします。
 現物合わせで作って行ってるので、作ってる感覚としてはカウルのステー作ってる時と似たようなもん。

 

 最終的には、テールランプ&ナンバー、ウインカーはカウルに直付けとしたので、配線外したらカウルの脱着も楽にできるように表側からネジ4本で(うち2本はタンクカバーと共締め)固定する方式にしました。

 

 んで、最終的に出来上がったステーがこんな感じ。
 カウルのステーも同様に素材は鉄で作ってあります。
 無骨な作りになってしまっているので重量もそこそこあります。

 

 ステー自体のフレームへの取り付けはボルト3箇所で固定しています。

 脱着は誰が見てもわかるような仕組みにしておかないと整備するときに困るよねってな考えで、可能な限りシンプルにするようにしています。
 同じくフレーム切った張ったしてしまうのもどうなの?ってな考えで、可能な限りボルトオンでつくようにしています。

 カウルがついてしまうと見えなくなるとはいえ、座る部分だけにダイレクトにわかってしまうので、見えないところだからこそちゃんと作らないといけないんだと思います。

 次回はいよいよ完成形をお披露目~。