
ワシノさん
「最近よぉ、仕事すると震えが出るんだよぉ。」
自分
「まぁ、歳とってくると、いろいろ調子悪いところ出てくるわねぇ。俺も腰が痛いし。」
ワシノさん
「あんたも、こんだけ震えが出たらやりにくかろ。」
自分
「そうねぇ。おいさんがちょいと診てやるよ。」
と言うことで、使いっぱなしの旋盤。
ある回転数で、いやぁ~な振動が出始めたのでメンテナンスすることにしました。
最初は、三つ爪チャックの芯が出てないのかと思い確認するも、コレといっておかしなことも無く・・・。
一回外してみるかっとチャック外すも症状変わらず・・・??
本格的になんかおかしいぞぉ・・。
面板が悪いのか??
外してみても、いやぁ~な振動が消えない・・・。
もしかして壊れちゃった??
メーカーに来てもらって修理するしかないのかなぁ・・なんて思いながら思い当たることをやってみるけど症状が消えない・・・。
何気なく旋盤の足にあるボルト確認してみたら・・・
緩んでるじゃねぇか!!
8本中、真ん中の4本の緩みが原因で、ある一定の回転数で振動が出ていた模様。
ただ、こいつらが緩んだって事は、レベルもひねりも再調整しないといけないのよね。
幸いにして、締めこんで再調整するも、大きなズレは起きてなかったようで事なきを得た。マメに点検しないといかんねぇ。
ついでにとチャックもバラしてオーバーホール。

フライス用のと合わせて2つバラして洗浄台で洗って組んでと・・。
機械の油量は大丈夫かねぇっとレベルゲージを覗き込む。
入ってるねぇ~と思いつつ、なんか嫌な予感がしてオイル注入口をあけて主軸のオイルを見てみたらさ、びっくりだわ。
明らかに、かなり油量が少ない!
レベルゲージ見て入ってるように見えてたラインは汚れが付いて入ってるように見えただけ。
あぶねぇ・・本格的にぶっ壊すところだった。

機械用のオイル注文して、旋盤のすべてのオイルを抜き取る。
主軸にいたっては半分以下になってた・・。

オイルフィルターも汚れまくってた。

洗浄台で掃除して綺麗になったフィルター。
オイル量も結構なモンで主軸、ギヤボックス、往復台で約20リットル。ペール缶一缶は入るのね・・。
半年だか一年に一回、交換しろって説明書に書いてあったし、マメに変えなきゃいけないんだろうけど・・今回はサボりすぎた。
調子悪い前兆で、寸法が出にくい、芯がずれるってのが、今考えれば出てた。
バイクも機械もメンテナンスは大事です。
おかげさんで、調子良くなりましたとさ。