よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の覚書012(テストCSレンズ、他)

2023-12-05 05:00:00 | 覚書・機材
Seestarざんまいの2ヶ月であったが他も頑張らねばということで新機材用意(画像③)。
今まで持っていた機材組み換えただけですが・・・(^^;
VirtuosoGTi自動導入経緯台に、三叉台座を使って
A.FMA135+Ceres-C
B.2.5mmCSレンズ(PlayerOne純正)+Neptune-CⅡ
C.レッドドットファインダー
の3つを搭載。
熊の目撃情報がまだ続いており、外撮りは難しく、ベラトリックス(=ベランダで撮る)。
自前の高速プレートソルバーを搭載して評判の良いShanpCapPro4.1テストも兼ねている。

画像①CSレンズで撮影。iステラHDを参考にして星座線記入
画像②元画像(CSレンズ+Neptune-CⅡ+VirtuosoGTi、30秒露出スナップショット)

画像③
VirtuosoGTi自動導入経緯台、三叉台座、FMA135+Ceres-C、2.5mmCSレンズ+Neptune-CⅡ、レッドドットファインダー
見えにくいのでもう1枚


悲しいかなオジン素人。どれもすっかり忘れてしまっていた。まあテスト観望と割きり観望開始。そして次困らないように覚書作成。
(覚書)
①iPhone7でVirtuosoGTiに接続。レッドドットファインダ一で木星を使ってブライトスターアライメント。

②FMA135+Ceres-Cに、パソコンからSharpCapPro4.1を接続。M33(さんかく座銀河)へ。プレートソルブで確認すると右上隅。Ver4.1から実装された内蔵プレートソルバーは噂通り高速。DSIA(アノテーション)も動いて一安心。レッドドットファインダーのアライメントでも導入できるもんだと感心する(昼間ファインダー合わせ頑張ったかいがあった)。
 
③ここで、パソコンをVirtuosoGTiに有線接続していないことに気づく。『プレートソルブ後再同期』(目標天体を中央へ移動)ができない!ケーブルどこ?今すぐはわからない。そして手動で大体真ん中へ。(^^;ライブスタック開始(画像④)。
さらに翌日、有線でなく無線でパソコンと繋げばよかったことに気づく。(^^;

④そして、2.5mmCSレンズでの観望(画像②)。アルデバランを目標に導入。手動で位置調整。CSレンズは、ほぼ魚眼レンズということで、周辺の湾曲が気にならない、800x600(SVGA)とか1024×768(XGA)のサイズに抑えて撮影。今回は、1028×768。
なぜかライブスタックできず。30秒露出スナップショットで撮影。周辺で湾曲があるので期待してはなかったが、やはりプレートソルブもできず。スカイサファリやiステラHDで、観望位置を確認して位置調整。オリオン座が入っていたのでわかり易かった。

(このCSレンズの良い点)
・星座が写せる。星像が綺麗。
・すばる、ヒアデス、コリンダー65(Cr65)等の大きい星団の画像記録が撮れる。
・Neptune-CⅡ用の2.5mmCSレンズの良いとこはピントが合わせやすいところ。

(このCSレンズの課題)
・VirtuosoGTiで追尾しながらライブスタックできなかった。要別ソフトでスタック?
・画像処理の段階で星の色が消えた。アルデバランの赤が消えたのはとても残念。処理しないと画像汚いし・・・どうしたものか。
・星座とか大きな星団とか写るには写るが、小さ過ぎて迫力なし。適切な焦点距離ではないということは押えておくべき。

と12月2日の内容を記事にして、夕食休憩をしていたところ、XからほしぞloveログのSamさんの縞ノイズを消すディザーという技術のブログ案内が流れてきた。ということで次回は、これを含めたSharpCapの覚書。

参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

      銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite

6)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン

7)【新時代のスマート望遠鏡】Seestar S50レビュー | 天リフOriginal

8)Sky-Watcher MAK127 VIRTUOSO GTi(ヴィルトオーソ)~シュミット商品紹介ページ

9)SharpCapでのガイド無しディザー : ほしぞloveログ

電視観望の記録等関連Blog

01)電視観望の機材07(機材一覧表

02)電視観望の機材01(CCTVレンズで電視観望)

03)電視観望の機材02(CSレンズ再び)