よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録165(ぎょしゃ座 M36散開星団)

2023-09-25 05:00:00 | MC天体
ぎょしゃ座 M36散開星団(NGC1960、Mel.37)
画像①UV IR-Cutフィルター使用、トリミングあり

画像②ASIAIRによるアノテーション、該当部分トリミング

画像③スカイアトラスによる写野

雲の間を縫っての無理矢理電視観望、下調べなしなので、暗闇の中でiステラHDを見て探す。そうするとメシエのM天体が手っ取り早い。撮っておいて損はないし。
この日は、130PDSでM36、M37、M38のぎょしゃ座のM天体コンプリートとなった。おまけに近くにHⅡ領域と思われる天体がいくつかあり、FMA135で観望したときから気になっていた。この日最後はその1つを、お試し5秒露出で望む。星像は〇でOK、ほっとする。しかし赤はほとんど出ず。ASIAIRのアノテーションでは、IC417とあり、観望後調べるとスパイダ一星雲。有名天体ではないか!と一瞬思ったが、簡単な表示はスカイアトラスの初心者への配慮ではと考え直す。撮るのが初心者には難しい天体?その様な天体は記述は簡潔にかもしれない。慣れた人なら、IC417で判断できるし、スカイアトラスの星図使わずとも、GOTO機能で天体指定して導入するはず。スカイアトラス自体が初心者向けに調整されているのかもしれない。

閑話休題

M36は、肉眼でもなんとか見える散開星団とのこと。かに座の有名なM44プレセペのミニサイズ版ともいえる姿らしい。Mel.37の名前も持つ。Wikipediaには、珍しそうな二重星の記述があり、捜してみるみるが、二重星だらけに見えて訳わからず。また次の機会。

最後にIC417・・・私にはワニに見えるけど・・・

スカイアトラスの写野



参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

      銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite

6)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン

7)ぎょしゃ座 - Wikipedia

8)M36 (天体) - Wikipedia

9)【天体観測】ぎょしゃ座の散光星雲IC417「スパイダー星雲」の撮影に成功

10)勾玉星雲 IC405 & IC410(散光星雲、ぎょしゃ座)


電視観望の記録等関連Blog

01)電視観望の機材07(機材一覧表

02)電視観望の記録150(ぎょしゃ座 M38散開星団+M31他) byFMA135


2023年9月20日午後11時半頃、晴れ(所々雲)
メダカ部屋観測所
ぎょしゃ座 M36散開星団(NGC1960)
130PDS+ASI585MC+赤道儀化AZ-GTi+ASIAIR Plus32G+UV IR-Cutフィルター+iPadmini6
Raw8、Area3840x2160、Gain=252、Exposure=3s×60frames、32.4°C、ライブスタック
iPadmini6上でスクショ。「写真」アプリで、各調整など
AIで写真高画質アプリで、ノイズ処理