よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録058(しし座の3つ子銀河)

2023-05-19 06:00:00 | MC天体

しし座の三つ子銀河、レオ・トリプレット(Leo Triplett)

画像①(QBPフィルターⅢ使用、画像④から640×800サイズ切り出し)

M65(渦巻銀河)、M66(棒渦巻銀河)、NGC3628(非棒状渦巻銀河)は、しし座の三つ子銀河として有名。地球から3つとも約3500光年先にあり、お互いに引力の影響を及ぼし合っているとのこと。3つでM66銀河群を構成する。

見え方の異なる3つが1つの画角に収まり楽しめる。またNGC3628は、見た目から葉巻銀河・ハンバーガー銀河の愛称もあるようだ。この画像でも中央の暗黒帯を確認できてうれしい。

今回、南天観望(ベランダからの観望)で初めてNeptune-CⅡのgain380,offset120を試した。パソコンの熱暴走を心配したが、この3つ子銀河の観望までは、トラブルも無く順調に観望・撮影を終えることができた。写りも上々に感じる。

しかし、この日最後の観望対象では、インテルMac のBootCampでCPU温度が100℃になったり下がったりで観望終了までヒヤヒヤものだった。熱暴走までは行かなかったが留意点として記憶しておこう。

画像②(Astapによるα,δ grid表示、Deepsky annottion処理、640×800切り出し)

画像③(ステラナビゲーターLiteによる位置)

画像④(Astapによる色補正処理、視野回転部分などトリミング)

 

参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)Askar 『FMA135』 口径30mmF4.5 EDアポクロマート鏡筒

4)Player One Neptune-C Ⅱ | 株式会社サイトロンジャパン

5)SkyWacherAZ-GTiマウント

6)Quad BPフィルター III | 株式会社サイトロンジャパン

7)しし座~Wikipedia

8)しし座の3つ子銀河~Wikipedia

9)M66~Wikipedia

10)M65~Wikipedia

11)NGC3628~Wikipedia

12)しし座の三つ子銀河~sorae

 

撮影データ

2023年5月17日快晴、月齢26.9
ベランダ観測所
しし座M65、M66、NGC3628(レオ・トリプレット)
FMA135+Neptune-CⅡ+AZ-GTi+QBPフィルターⅢ
FMA135ヘイリコイド位置53
SharpCapPro4.0でライブスタック、Save exactly as seenでpng保存
Raw16、Area2712x1538、Offset=120、Gain=380
Exposure=15s×89frames=1335s
ホワイトバランス(AUTO)、ダーク補正(あり)
Astapで、fitsファイルをプレートソルブ、自動色補正、α、δgrid表示、Deepsky annotation処理、jpeg保存
Microsoftフォトで、スポット修正・色・明るさ調整、トリミング等