


ここ、菩提寺を教室にしている
水彩画教室のメンバーを中心にした10数名で、
お酒を飲みながらの観桜会。
寺の本堂の廊下に卓を並べて、
最低限の灯の中での語らいは、
ロケーションもさることながら、
互いの顔も認識し辛いほどの灯で照らされる
料理や酒を食す非日常のひと時は、
ワクワクする。
主役の桜は
まだ2~3分咲きといったところ。。。
教室メンバーとは言っても
私は、ここ5~6年はご無沙汰してしまっている。
数年前からは、先生も来られなくなり
事実上 教室は開店休業状態だったようだが、
近々再開という嬉しいニュースで、
お酒の美味しかったこと。。。。。

夫と



ここも、まだ2~3分咲き。
一昨日の寺の桜は凛とした姿だったが、
ここのは、何とも ほのぼの咲き。
桜の美しさは、
咲いている環境も多少は影響するのでしょうが、
見る側の心がそのまま投影されるのかもしれない。
昔、昔、会社の同僚に
桜のイメージは?
と聞いたことがあった。
同僚は、
桜は「悲しい」イメージだと言った。
遠い鹿児島から一人で出てきて不安な気持ちで、
一人 桜を見上げている純な彼女を想像したら、
何だか私まで胸がキュンとした。
幸せに満ち溢れているとき、
病と闘っているとき、
イライラしているとき、
数日先に楽しいことが待ってるとき、
心配事があるとき・・・・・等々。
同じ桜も、それぞれの桜になるのでしょう。
昔、同僚が見た桜も、
見上げる彼女の気持ちは
最初は遣る瀬無い悲しみで
いっぱいだったかもしれないが・・・
しばらく見続けていたら
母親に見守られているような温かさを
感じられたのではないだろうか・・・。
彼女から、桜の話のオチまでは聞けなかったが、
多分そうだったのではないかと思えた。
桜は、そういう秘めた不思議な力を
持っている。


アイちゃんとの散歩道で逢う桜。
私たちを包み込んでくれる腕のような
大きくて優しい桜です。
今年の桜は、
あと どのくらい 私たちを
楽しませてくれるのでしょうか。。。。。