あんなこと こんなこと

平凡な日々の中で、ちょっぴり心に響いたことなどを。。。

津久井城

2018-05-06 20:56:38 | 

汗だくで辿り着いた
津久井城跡は緑一色に輝いていました。



孫、嫁、私の女3人 プラスワンコ一匹で
城山の頂上にある津久井城跡までハイキングしてきました。

パークセンターを過ぎて林道に入ると、
樹々の間からの緑の風がヒンヤリと気持ちいい。
鳥のさえずりが聞こえてくるが、
大木の上なので姿をとらえることは出来ない。



アジサイに似た、こんな花が目に留まった。


ヤブデマリ。

花言葉がいい・・・。
“年齢を美しく重ねる”
“隠された美”
。。。。。。。。

そういえば5月の樹々の花は白い花が多い。
ここにもあったが、ヤマボウシ、ウツギ、エゴノキ・・・・・。



しばらく行くと、眺望が開けて「御屋敷跡」に。


ここは、津久井城主の内藤氏の居館があった場所。
後ろには、丹沢山塊や、塔ノ岳、高取山、
北条氏と武田氏による三増合戦の跡地である三増峠、
そして半原方面などが見えました。


さて さて、いよいよ登山道です。
孫の後方、右側からの道が途中二つに分かれます。


険しいが、短時間で着く男坂か、
時間は倍かかるが平たんな女坂か、
二者択一、 
どうしましょう・・・。

問題は、ワンコと私です・・・。

ま、無理になったら引き返せばいい」ということで、あっさり男坂に決定。

心配したワンコは、時々駆け足で行くほどだが、
私ときたら途中何度も休憩をとる。

孫が手を貸してくれたり、歌ってくれたり、
ワンコが立ち止まって心配そうに待っていてくれたり、
そんな優しさに励まされて何とか頑張れました。

緑の間から見える青空や、湖からも元気をもらって、




途中、本城曲輪とか、堀切、引橋などを見ながら
皆でゴールイン出来ました。

津久井城は、小田原北条氏にとって
大事な城であったようですが、
現在も発掘調査中で貴重な遺物が眠っているようです。

ますます興味津々です。。。


帰りは「水の苑」に寄って遅い昼食を取りました。
ルピナスが咲き誇っていて疲れを癒してくれました。


今回、一番頑張ったのは、この方。


パグ犬は、お散歩も短めにと言われている犬種なのに、
グーの音もあげず、
黙々と歩き続けていた後姿に、
私は感動していました。

でも、帰る直前になって、
やっと気が緩んだのか、
お座りの姿勢から、こんな体勢になっていました。

アイちゃん、よく頑張ったね。














ロシアのマトリョーシカ  ルーツは箱根だった

2018-05-03 21:12:54 | 伝統・芸術



そこには、箱根ろくろ細工の
見応えのある作品が並んでいました。

箱根唯一の伝統工芸木地師、田中一幸氏は
親戚のおじさんのような気さくさで
私たち夫婦を工房に招き入れて下さり、
目の前でミニミニ独楽(花独楽)を作って下さいました。





5ミリあるかないかの小さな独楽が、
あれよあれよという間に
削られて形になっていく、
ろくろと、独楽と、田中氏の力加減がシンクロして、
これぞ伝統の技そのものでした。

花独楽の出来上がり。
試し回しをして下さったら、
こんなに小さいのに、ちゃ~んと回りました。



見えにくいのでアップにしてみました。





独楽は、「開運独楽」の
「楽」の字の上に載っています。
これをお財布に入れておくと、独楽のようにお金が回って
豊かになるそうです。

お茶を頂きながら、おしゃべりさせていただきました。
その中で気になったことは、後継者がいないということでした。

若い人が修業に来たこともあったのですが、
定時に始まって、定時に終わり。土日は必ず休み。
職人の仕事は、こんな判で押したようなやりかたで
習得出来るものじゃないんだよね・・・・・。
田中氏の笑顔が真顔に変わった時でした。

この仕事で食べていくのは大変だよ・・。
若い人が生業にして生きていくのは難しいんだね。

伝統工芸も、大部分を機械任せがあるようですが、
田中氏の作品は腕一本で仕上げます。

こんなに素晴らしい技がこのまま消えていくのを
黙ってみているのが残念でなりません。

日本の誇る 伝統工芸を受け継ぐ人が減っている運命にあると聞きます。
大量生産が増えています。

伝統の技を どう守っていったらいいの?

私はその責任は国にあると思います。
先を見通せない、危機感の欠如。
ぼやぼやしている場合ではありません。早くしないと。

“どん底のそこが新たな出発点”
田中氏の机の前に貼られた、こんな言葉が重い・・・。



入れ子細工が魅力でしたが、またの機会にということで、
孫への土産は、
「たまご型独楽」にしました。





台の上で、割れた2個が微妙なバランスで仲良く回っていました。





















鳥たちよ~ ♪

2018-05-01 21:56:21 | 自然・環境問題

まずは この鳥。



オナガ。
黒いベレー帽をかぶったような頭に、
グレーブルーの羽、長い尾。



今年の1月14日に撮ったものです。
この日、外がギャーギャーうるさいので見てみると、
柿の木に十数羽来ていました。

子供の頃から、
その美しい姿にいつも心癒されていたのですが、
忽然と私の前から姿を消して・・・
早や30年ほど。

絶滅のニュースは聞いてないし、
何があったのかしらと、

気になって気になって・・・
会いたくて会いたくて・・・

が、何の前触れもなく、
もしかして夢? の光景が。

お帰り~ 待ってたのよ!

しかし、彼らは暫く遊んだ後、
どこかへ飛んで消えてしまいました。

それっきり。
再びを期待していた私の願いは、
今日まで見事に裏切られ続けています。

やっぱり幻だったのかしら?


次はこれ。





昔から、その特徴的な鳴き声を よく聞いていましたが、
姿は見たことがない鳥でした。

チョットコイ ♪ チョットコイ ♪

そう、コジュケイです。

先日、相模原公園のユリノキの近くで見つけました。
仲良しカップルのようでした。
一羽は、盛んに泥浴びをしていて、
体に付いた虫などを取るためとか。
また、チョットコイ ♪と鳴くのは、親が子どもを探す時だということも、
帰りがけに寄ったインフォメーションにたまたまいらした方に伺いました。




これは?

家近くの田んぼ道をワンコと散歩中に見つけました。

アマサギ。

耕運機で耕やされた土の上を後ろから
ゆっくり優雅に歩いていました。
田んぼの土がひっくり返されて、
そこにたくさんの虫が出てくるところを狙っているようです。

繁殖期の今頃だけ、
こんなに美しいオレンジ色に変わります。


そして・・・



昨日孫たちと行った大山の鳩。

鏡で反射光を受けたような新緑の中に
鎮座まします 鳩どの。

わが家近くにいらっしゃる鳩どのとは ちょっと違う、
風格、品位が滲み出ていて、

手を合わせたいような鳩どのでした。


鳥よ 鳥よ 鳥たちよ~~ ♪
鳥よ 鳥よ 鳥たちよ~~~ ♪