
イチジクが大好きです。。。
毎年 旬がきて、スーパーなどで初物を見かけると
気持ちが逸って買ってしまいます。
今年は、
愛知産 1パック 税込みで 861円。
決してお安いとは言えませんが、
素通りは出来ません。
家に帰って、すぐに食べました。
そしてまた・・・ いつも通り、
「やっぱりイマイチの味ねぇ・・・」と
ぼやいてしまいました。
生産者に失礼なことと申し訳なく思いますが、
本音なんです。
毎年 同じことを繰り返しています。
♡ ♡ ♡
私が子供だった頃、
庭に大きなイチジクの木がありました。
毎年、たわわに実が生りました。
籠一杯もいでもらったら、
たくさんの中から美味しそうなのを選び、
皮を剥き、口からはみ出すほど頬張りました。
口の中一杯にイチジクの甘みが満ち溢れ・・・・・、
あの何とも幸せな瞬間が、
そこにありました。
庭には、柿、桃などもありましたが、
何故かイチジクが一番好きでした。
あの甘さに誘惑されて、
カナブンなどの昆虫が潜り込んで
果汁を吸いに来ました。
カナブンに侵入される寸前の、
熟して最高に美味しい時に口に入れたいと
競っていたような気がします。
しかし、何時のころからか、
イチジクの太い幹に空洞が出来て、
それでも何年も頑張って実を生らせてくれていたのが
終に枯れてしまいました。
何十年も前の事で、
カミキリムシの仕業でした。
♡ ♡ ♡
それ以来、どうしても、
イチジクを買って食べる」ということに抵抗感があって、
店頭で見ても、避けてきました。
そんな私が、
何が切っ掛けだったかは忘れましたが、
毎年 イチジクを買うようになりました。
買って ぼやくのだったら
買わなければいいのに・・・・・なんですが、
もしかしたら、あの味に巡り合えるかもしれない」と。
今日まで懲りずに繰り返してきました。
残念ながら、
今日まで期待に沿うものはありませんでした。
が、裏切られても、裏切られても、
もしかして今度は? の期待値の方が
高くなっていくのです。
イチジクが店頭に並び始めると、
必ず買ってみるのが
私の恒例行事になりました。
そして、それが、その年の食べ納め。
2度目の購入はありません。
最早、
私にとって、あの日 あの時のイチジクの味は、
幻となりつつあるのかもしれません。