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山や山野草、名湯を求めて,九州を中心にうろついてます。

昔の山仲間と「天山」を登る!(遠い昔の岳人も今は?)

2020年10月12日 | 山登り

 

-10月9日(金)ー

私の登山歴は、高校山岳部をスタートにしている。ほぼ50年ほど前のことになる。

大学時代には、その高校山岳部のOBで「岳志会」なるものを結成して山登りを続けた。

岩登りから雪山と夏、冬、春と北アルプスや八ヶ岳にも遠征していた。

それこそいろんなことがあった。一人も遭難者を出すこともなく、みんな元気にしている。

 

その山仲間と、久しぶりに山に登ることになった。それが、「麗しの天山」なのである。

まぁ、とにかく「集う」ことに意味があるので、楽しく歩こうという趣旨なんだよね!

 

天川登山口に5人が集合。

 

いつものところで、カメラを向ける。

 

誰も「山野草」には詳しくはなく、これが「アキノキリンソウ」だよ、と教える私!

 

聞いてるのかどうかはわからないが、近況報告をしながら登って行く。

 

オッと!大株の「センブリ」さんの登場!

この花には、ちょっとだけ興味を持ったみたい!

 

ちょっと心配してたけど、さすが昔の岳人さん、順調に登り上がる。

 

でもね、「ピースサイン」をするほどのことはないと思うけど?

 

この日は台風の影響で風がとても強かったけど、

見晴らしは良かった。

 

ただ、保育園児さんらしき子ども達も登ってるんだね!

 

子ども達に、「がんばったね!」とご挨拶をしてから、無理やり稜線散策に!

 

この花は「リンドウ」だよ!

 

「ふーん!」という彼らを、こっちこっち、「ウメバチソウ」だよ!

 

と、飽きさせないようにと気を遣いながら先へと進む。

「ウメバチソウ」は珍しいのか?「うん、天山ではここだけかな!」

なんて、まるで先生みたいな気持ちになって優しく教えてあげる。

 

そして、「トリカブト」のところへ。

 

「この花の根がほしい!」なんていう輩もいたりして、「だめ!罰金刑になる!」と返す。

 

とここで、「ミヤマキリシマ」の狂い咲きが、

「もう久住の、ピンクの絨毯も登れんやろ?ここもきれいに咲くんよ!」などと勧める。

 

「これはね、「モウセンゴケ」といって、食虫植物なんよ!」。

「へー………」、あまり興味ないみたい。

 

これは、「マツムシソウ」。「これは知っとう!」などと。

 

「これは小さな株やけど?」。

『「センブリ」やろ、なんか体に良かげなね?』とのたまう。

 

「こっちは知らんやろう?」

『「ムラサキセンブリ」というやけど、きれいやろ!』と、押しつける!

 

まぁ、そんな稜線散策を済ませてから、みんなで記念撮影!

私は、こっちでパチリ!

 

今日の豪華ランチは、「三ツ瀬そば」に行くことになり、急いで下りる。

といっても、先ほど頂上で遭遇した保育園児さん達と同じペースで!

 

ここに「キタテハ」がいるよ!といっても誰も振り向かない。

 

「ジンジソウ」にも、あまり興味はなさそうだし、

 

私は取りあえずパチリ!

 

というような、昔懐かしい山仲間との天山登山を終えて、ランチへと向かった。

 

天山を歩きながら、そういえば、

明神岳の東陵を登って凄まじい落雷に遭った前穂頂上のビバークはOさんと二人、

3月の白馬岳を登った下りで、隠れ滝に落ちる寸前になったTさん、

凍てつく南岳西山稜でフィックス工作をしたのはNさんと二人で、

10月下旬に、初冠雪のジャンダルムを走破した時にはSさんもいたね!

などと思い出しながら、でもね、今ではみんな歳を取り、歩くペースは園児と同じ。

 

そうなんだ、あれから50年!時の経つのはあっという間。

でも、あの青春のひとときを過ごした記憶は決して消えることはない。

私たちの体と心に刻まれていると、そんなことを思わせてくれた「天山」だった。

 

皆さん、お疲れ様でした!また、どこかのお山に登ろうね!

 

 

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