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山や山野草、名湯を求めて,九州を中心にうろついてます。

思いもかけない、雪の仰烏帽子山。(福寿草に会いたくて)

2014年03月10日 | 山登り
3月9日の日曜日に、福寿草を見に仰烏帽子山(のけぼし)に行く計画を立てた。
本当なら、2月中・下旬に計画をしなければいけないのだが、
仕事などの関係で、どうにもならず、3月中旬での登山計画となった。
急なメールでの呼びかけだったが、YとKが参加できるとのことで、3人で行くことになった。

早良区の自宅を5:45に出て、途中で二人をピックアップして、6:40に太宰府インターから高速に入った。

この何日かの寒波で、今朝は非常に寒い。が、天気はものすごくよい。どうにかまだ咲いててほしい、との願いを持ちつつ、一路人吉インターを目指す。

6:45 耳納連山の向こうから朝日が上がってくる。


仰烏帽子山には、これまで3回くらい登っているが、いつもは、五木村の元井谷から登っている。しかし、登山口までの林道が崩壊しているとのことで、今回は山江村から宇那川林道を通っての登山だ。

3月1日から、元井谷方面も復旧工事が進んで、登山口1キロ前までは行けるようだが、今回は初めての山江村からのコースを選んでみた。

8:45 宇那川林道分岐を右折する。


山々はうっすらと雪化粧をしている。昨晩、南の方は雨マークだった。「うぅ!もしかすると雪山になるかも」と思いだしたその時、突然林道は雪道に変わった。


先行車の轍があり、チェーンは積んでいるが、我々もそのまま前進する。特に北斜面は雪が溶けていない。そして、途中で2台の乗用車が車を空きスペースに止めて登山の準備をしていた。で、その先はというと、轍が無くなった。ということは、これからは、運転に気を遣うということなのだ。
少しだけ緊張気味で運転をする。ハンドルを持つ手に力が入る。


9:37 登山口までは、後どのくらいかわからないが、標高1000メートル位まで上がってきているので、用心のためここらで車を止めた。


大きな登山口への案内の看板がある。


これから登る仰烏帽子山。あの山を越えて福寿草の群生地まで歩く。


10:00 雪は少なめだが、登山口に着く。轍はなかったので、この車は昨日から止まっていたのだろう。


登り始めると、山の中は雪だらけ。思いもかぬ雪山登山となった。








11:00 登山口から1時間で仰烏帽子山に到着。


頂上からは割となだらかな登山道を下っていく。


11:55 元井谷と仏石との分岐に到着。群生地はもうすぐそこだ。


仏石の群生地に着いた。


ここで昼食。今日はいつも昼食を用意してくれてる先輩のSさんが参加できなかったので、自分たちで工夫をする。餅とソーセージ入りのみそラーメン。キャベツ付き。これが寒い中で、けっこう美味しかった。


これからは、この仏石とさらに20分登ったところにある群生地での福寿草撮影タイム。まずは仏石分。










そして、大群生地。岩に咲く福寿草。


少しアップで。


雪と福寿草。


「うぅーん!きれいだ。」


「何ともいえぬ美しさ!」




こんなところに咲いている花もあった。


少しアップして。保護のために綱が張ってあるのでこれ以上はアップできない。






そしてこんな木もあった。大岩を抱く木。久住の男池にもあるがこちらの方がずっと大きい。


ランチタイムと撮影タイムで2時間あまりを過ごして、福寿草を十分堪能してから下山を開始。

15:05 仰烏帽子山の頂上。すっかり雪は溶けている。


15:40 登山口まで下りてきた。


下山路は雪もだいぶ少なくなってはいたが、林道には雪が残っているところもあり、慎重に運転して今日の温泉「山江温泉ほたる亭」に16:50についた。ゆっくり汗を流し、9時頃に帰福した。


3年ぶりの「福寿草」は、期待を裏切らなかった。
日程調整がまずく迷惑もかけたが、大満足な登山であった。
いよいよ、シーズンの幕開けだ。来週は、「ホソボナコバイモ」を求めての山歩きを計画している。でき得れば天気がよくなりますように!。









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